Stand by me 〜after story〜4

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「Aちゃん？」




誰かに呼ばれ、顔をあげると



そこには、心配そうな顔をした
タッキーがいた




滝「どうした？」



私「……どうも……してない」



滝「いやいやいや、それは嘘だって
わかるよ(笑)
……ちょっとつきあって？」




腕を掴まれて、無理やり車に
乗せられる




滝「ドライブ行こ(笑)」




車が走りだしても、涙がとまることは
なかった



どこだか、わからないけど、
少し景色のいいところに車を停める




滝「少しは、落ち着いた？」



私「……うん」



滝「じゃ、聞いていい？」



私「……」



滝「……言いたくないか(笑)」




私「……マネージャー……やめたの」



滝「…………？
ん？なんて言った？」



私「太輔と……結婚するのやめるの」



滝「え？なんで？喧嘩したの？」



私「……してない」



滝「なにがあった？」



私「わかったの」



滝「なにを？」



私「わたし、こども産めないの」



滝「そんなの、関係ないよ」



私「関係あるよ！いますぐじゃなくたって
太輔は自分の子が欲しいんだよ、
わたしと結婚したら、その夢は叶わないの」



滝「……藤ヶ谷くんは、Aちゃんが
好きなんだよ、……こどもが欲しいから
結婚するわけじゃない、Aちゃんと
いたいから……」


私「今はね！今はそうだと思う、
でも、この先、絶対後悔する、
だって、思い描いてた幸せは
永遠にこないんだよ……」




滝「……じゃあ、藤ヶ谷くんが他の人と
結婚してもいいの？Aちゃんは
それで満足？」



私「太輔が幸せなら、それでいい」





……やだよ




……ほんとは嫌だよ




わかってる、太輔は、絶対に
それでもいいって言ってくれるって




だから、




わたしから、離れてあげるの

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