Stand by me 4

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じゃあ、なによ？



ジトって太輔を見ると
笑ってるし……



藤「別れるとか、一言も言ってないし、
思ってない」



ポンポンって自分の膝を叩いて
わたしを呼ぶ



藤「ここ、おいで？」



恐る恐る、跨って、
太輔の胸に顔を押しつける



藤「よし、きたな(笑)」



私「悪口ならいっきにおねがいします」



顔を押しつけたまま言う



藤「ふははははっｗｗｗ
も〜！悪口なんてわざわざ
こんなとこ呼んで言わないから」



私「じゃあ、なに？」



顔をあげると、めちゃめちゃ
優しい顔してる太輔と目が合う



藤「ここに、一緒に住まない？」



……



……



……なんて？



私「へ？」



藤「なんて返事だよ(笑)」



私「聞き間違えかなぁ……太輔が
一緒に住まないかって言った気がする」



藤「言ったよ(笑)」



私「……冗談？」



藤「冗談でそんな事言いません」



私「ほんとに？」



藤「うん、ずっと考えてたんだけど、
やっぱさ、時間とかあわなきゃ
なかなか会えないでしょ？
一緒に住んでれば、夜遅くても
寝顔だけでも見れるし」



私「そんな事考えてくれてたの？」



この間わたしが太輔のマネージャーから
外れるの落ちこんでたら
わかってた事だって、なんでもない顔
してなかったっけ？



藤「いつもちゃんと考えてるよ」



いつも？



どうしよ



うれしすぎて、こんどは嬉し涙が
溢れそう



下を向いて、懸命に涙を堪える



藤「事務所の事もあるし、今のアパートは
そのまま残しといてさ、とりあえず
Aだけでも、ここにいてくれたら、
俺はうれしいかな」



ぶわっ



涙腺崩壊



藤「考えといて？」



うんうんって太輔の胸に
顔を押しつける



しばらくわたしの頭を撫でてた
太輔が笑い出す



藤「A、俺のTシャツびしょびしょ
なんだけど(笑)」



私「うっ！ごめんっ……」



離れようとすると



藤「いいけどね(笑)」



後頭部を押さえつけて
ぎゅっと抱きしめてくれる



つ、つめたい(笑)顔が……



私「太輔？」



藤「ん？」



私「鼻水も着いちゃった(笑)」



藤「えー！笑」

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