小さな幸せ 2

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もう恥ずかしくて、恥ずかしくて



でも、みっくんとした事が



嬉しくてたまらない




手を伸ばせば、ぎゅっと抱きしめてくれる





やっと認識できたかもしれない



ほんとに、彼女になったんだって






北「A、腹減った〜」





ソファーでくっついてる私の髪を弄りながら



まだ余韻に浸ってる私に言ってくる





私「……」



北「Aちゃーん(笑)」




ほっぺをぐりぐり弄くり回される




終わった途端、



また可愛いみっくんに戻ってるし……




さっきまでの、雄のみっくんはどこいった



ってくらい違いすぎて、笑っちゃう





私「カレー食べる？」


北「食べる！」




めっちゃくいついてきて



食べる気満々で、起き上がって着替え出す
みっくん




カレー作っといて、良かったぁ




……




……てか、





私「やば」



北「え、なに？」



私「……ご飯炊くの忘れた！」



北「はー？」



私「ごめん、急いで炊く！」




なんてこった！




北「何分？」



私「さ、30分！」




焦って答えると、ニヤリと笑うみっくん




北「30分ね、30分あれば余裕なんだよ」



私「え、なにが？」



北「もう１回いける、30分しかなくて
朝我慢したからな！2回目ならいいだろ！」





ドヤ顔してるけど、


わけがわからない




私「なんの話？」



北「ご飯炊いてきて？」




可愛く言うみっくんにつられ




私「うん」




返事しちゃったけど、
真相は教えてもらえないらしい





ソファーの下に散らばってる服を着て



ご飯を炊きに行く




私「早炊、完了〜」




まだ消えたままのリビングの
電気をつけ、みっくんの隣りに座りこむ




さっき置いたままの枝豆に
手を伸ばし




私「暑いの？ またTシャツ脱いじゃって」



北「ちげーよ」



私「ん？」



北「はやく、ごっくんして？」





デジャブ？





……




……





ピー♪ピー♪

ご飯が炊ける音が遠くで聞こえる





北「ぴったり〜(笑)」




ぐったりしてる私をよそに
嬉しそうなみっくん




私「……なんなの」



北「ふふっ、気持ちかったね」



私「激しすぎだし」



北「めっちゃ感じてたじゃ……」

私「やーめーてー！！！」

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