3 ページ4
クラスにて
｢おはよー｣
｢お！A！おはよう！｣
｢ちーくん朝から元気だねー。おはー｣
｢ねぇねぇA知ってた？！今度2年生に転校生くるみたいだよ！しかも女子！｣
｢落ち着こうね、かおくん。うるさいから。耳痛いし
知ってるよ｣
｢辛辣だなぁ相変わらず｣
｢女遊び酷いとレイ兄にいいつけるからね♪｣
｢怖っ！｣
｢はいはい自業自得だよ、かおくん。A、その事で佐賀美先生が呼んでるから後で職員室ね」
｢セッちゃんだ、おはよー、わかった」
さて、さっさと職員室に行って終わらせてこようか、
椚先生がいたら遅いって言われそうだしね、
それに早めに転校生についてとプロデュースについて聞いておかなくては。手は早めに打っとかないとね
もう繰り返さないためにも。もう私たちと同じ思いする人を出さないために。
━━━━━━━━━━━━━━━
｢失礼します｣
職員室に着いてすぐ先生のとこに来た。
｢おっ、来たな｣
｢来ましたよ、要件をどうぞ｣
｢まあそんな急かすなって｣
｢まず転校生が来るのは知ってるな｣
｢はい｣
｢女子のお前の方が転校生も頼りやすいと思うから、面倒見てやれよ｣
｢分かりました｣
｢得意中の得意だろ？｣
｢そうですね、はい｣
｢プロデュースの方はお前は経験があるからそれを活かせば何とかなるよ｣
雑か！
｢……雑ですね、まぁいいですけど｣
｢おいお前具合悪い？｣
｢？なんでです？｣
｢顔が死んでて青ざめてる｣
｢あ、それは多分日傘をささずにここに急いで来たからだと思います｣
｢あんま無理すんなよ〜｣
｢大丈夫ですよー、何とかなります｣
｢じゃ、失礼しましたー｣
体調悪く………ない、はず
授業始まるから急がなきゃ！
椚先生に怒られたりしたら面倒以外の何物でもないしね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2020年4月14日 1時
