意思表示と宣戦布告 ページ25
｢おまたせ！……ってあれ？衣装似合ってる！｣
｢ふふーん、Aちゃん先輩、驚いたでしょ！実は龍王戦の時、転校生 鬼龍先輩にハンカチ貸したでしょ？そのお礼にって衣装作り教えてもらったり、手伝ったりして貰ったんだ！｣
とスバルくんが得意そうに言う。
なるほど、すごく納得する。
｢クロにあと他でお礼しなくちゃね。それにしてもあんずちゃん凄いよ！教えて貰ってできる代物ではないよ！｣
｢ありがとうございます！｣
と嬉しそうに笑った。
可愛い……
テレビ画面から紅月のきょくがながれだす
｢おい、A。さっき紅月にというか蓮巳先輩に喧嘩吹っかけるように挑発してたけど大丈夫なのか？｣
と、真緒が心配してくれる。
｢何言ってんの？真緒。私は今日のためにめっちゃ動いたんだよ？それに。最後に勝つのは君たちだって信じてるから！｣
｢はすみんって呼んだ件は？｣
あれ？なんか不機嫌になった？
｢あれ〜？まーくん妬いちゃってる？まーくんって呼んでたのに真緒に変えたこと根に持ってる？｣
｢そんなんじゃねーよ！｣
うん、面白くない。
まあ、
｢昔のことからもう逃げないという意思表示って言うのと、私たちは絶対負けないって言う宣戦布告ってやつ？言葉のチョイス間違ってるかも……でもそういう事♪｣
と言ったら真緒がこっちによってきて
｢ありがとうな。そのまま信じて見ていてくれよ。｣
と言って頭を撫でてきた。
｢先輩がそういう風に動いてくれてて信じてくれてすごく助かっている。ありがとう｣
と、北斗くん
｢何言ってんの？まだ革命の第1歩でしかないのよ？これからが本番。これからも力になれるよう頑張るからね。｣
｢先輩！ありがとうございます！｣
ニコッ
と綺麗な顔で笑顔向けられるとさすがアイドルだなと実感する。
よし！
｢さあ、そろそろ向かわなきゃ！ステージに！｣
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作者名：りんご | 作成日時：2020年4月14日 1時
