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26話の後 ページ2

その夜



「なぁ那月」

「なんですかぁ?翔ちゃん」

「さっきから…その、ドレスのサイトばっか見てるけどよ」

「うん!どれも可愛いくて迷っちゃいます!」

「やめろ!ぜってぇ着ねーかんな!」

「はい!翔ちゃんのじゃありません!」

「お、おう?そうかよ…」

「Aちゃん、こういうの着たらすっごい綺麗だろうなぁ〜」

「Aか。那月にしては珍しいな」

「うん?」

「綺麗って。いつも可愛いだからよ」

「うーん、Aちゃんだからかなぁ…僕もよくわかんない」

「…ふーん、そうかよ」


____________



「おい神宮寺」

「なんだい」

「一十木から聞いたぞ。Aに何をしたんだ」

「やだなぁ。ただ仲良く話してただけさ。そういう聖川だってそうだろう?」

「む?」

「子犬ちゃんだよ。あのハンカチ、大切にしてたやつじゃないか」

「あぁ。だがAになら構わん」

「へぇ、珍しく気が合うじゃないか」

「なんのことだ?」

「べつに」

「……」


____________


「なんですか音也。さっきから口尖らせて」

「なーーんも」

「そうですか」

「5時間目、Aといたの…?」

「知っていたんですね。まぁ、そうです」

「トキヤ、転入生なんて興味ないみたいな感じだったじゃん」

「…Aは、私の幼なじみです」

「それだけ?」

「…ええ」

「ふーん…そっか!ならいいや」



____________



ともちゃん、はるちゃんと通話中




「へっくしゅん!」

「Aちゃん、さっきからくしゃみしてばっかだね」

「噂されてるんじゃない?A」

「そ、そうなのかなぁ」

トキヤHPB→←like you!



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作者名:なめ | 作成日時:2016年8月27日 2時

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