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「ってか、音也と知り合いかよ」
あ「うん、席隣なんだ〜」
「もしやお前が、転入生だな?」
あ「そうだよ、どうしてわかったの?」
「(そりゃ、那月に散々話されたからな…)」
あ「?」
「あぁ、わりい。どこもAクラスに転入生がきたって話題持ちきりだぜ」
あ「そうなんだ」
「そういや言ってなかったよな。俺様は来栖翔だ!」
えっへん、と腕を組んでそう言う男の子
あ「私はA、よろしくね来栖くん」
翔「おう、よろしくな。し、翔ってよばせてやってもいいせ?」
少し頬を赤くしながら、そう言った。だいぶ上からだなぁと心でツッコミを入れる
あ「(きっと照れ屋さんなんだね)」
あ「翔、よろしくね」
翔「おう!よろしくな!」
こぶしを差し出す翔。それに合わせて私もこぶしをぶつけた
あ「ねえ翔、もうそろそろ時間じゃ…」
翔「やべっ、急がなきゃな」
行くぞ、と私の手を握り走り出す。さり気なく握られた手にきゅんとしながら猛ダッシュ。あっという間に学園の校門をくぐり抜けた
息を切らしながら、「もう歩いていいんじゃない」というと、「まだ甘えよ!」なんて。
やっと翔の足が止まったと思ったら、Aクラスの教室が目の前にあった
必死に呼吸を整える私。翔は息一つ乱していない
あ「はあっ、ふぅ…、翔はやすぎるよぉ」
翔「Aもいい走りだったぜ。まあいいだろ、ちゃんと間に合ったし」
あ「まあね。ありがと」
握られた手は、走ったからしてたからなのしていたからなのか。少し汗をかいている
あ「あの…しょう?」
翔「ん?」
あ「手、いつまで?」
翔「手?あ、その…ごめんな」
ぱっと手を離し、そっぽを向いた翔の頬は横からでもわかるくらい赤かった
翔「な、那月達がこっち向いて手招きしてるぞ」
あ「あっ、ほんとだ!!じゃあいくね」
翔「おう、じゃまたあとでな」
〈案外、男らしい手だった〉
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潮田渚 - 更新頑張ってください! (2016年9月22日 12時) (レス) id: 34d9e994ef (このIDを非表示/違反報告)
綾夏(プロフ) - 音也がかわいい〜!あと、聞きたいことがあるんですが、メール?(LINE)のやつをやるには、どうしたら出来るのでしょうか?私も、小説を書くので、使ってみたくて、教えてください! (2016年9月11日 15時) (レス) id: cb84361a34 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - なめさん» はい!楽しみにしてます!!\(^o^)/ (2016年9月5日 22時) (レス) id: b69233ef5c (このIDを非表示/違反報告)
なめ(プロフ) - 雛愛さん» 遅れてすみません;_;ありがとうございますとても励みになります、心遣いまで;_;(*^o^*)頑張ります!これからもよろしくですヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2016年9月5日 0時) (レス) id: 32be555e19 (このIDを非表示/違反報告)
なめ(プロフ) - 零さん» 遅れてすみません;_;コメント返してくれて嬉しいですヾ(@⌒ー⌒@)ノ明日明後日らへんにはトキヤ出せそうですヾ(@⌒ー⌒@)ノ少々お待ち下さい( ̄◇ ̄;) (2016年9月4日 23時) (レス) id: 32be555e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめ | 作成日時:2016年7月30日 21時