検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:31,681 hit

19 ページ20

「ってか、音也と知り合いかよ」


あ「うん、席隣なんだ〜」


「もしやお前が、転入生だな?」


あ「そうだよ、どうしてわかったの?」


「(そりゃ、那月に散々話されたからな…)」


あ「?」


「あぁ、わりい。どこもAクラスに転入生がきたって話題持ちきりだぜ」


あ「そうなんだ」


「そういや言ってなかったよな。俺様は来栖翔だ!」




えっへん、と腕を組んでそう言う男の子




あ「私はA、よろしくね来栖くん」

翔「おう、よろしくな。し、翔ってよばせてやってもいいせ?」



少し頬を赤くしながら、そう言った。だいぶ上からだなぁと心でツッコミを入れる



あ「(きっと照れ屋さんなんだね)」



あ「翔、よろしくね」

翔「おう!よろしくな!」




こぶしを差し出す翔。それに合わせて私もこぶしをぶつけた





あ「ねえ翔、もうそろそろ時間じゃ…」

翔「やべっ、急がなきゃな」




行くぞ、と私の手を握り走り出す。さり気なく握られた手にきゅんとしながら猛ダッシュ。あっという間に学園の校門をくぐり抜けた




息を切らしながら、「もう歩いていいんじゃない」というと、「まだ甘えよ!」なんて。
やっと翔の足が止まったと思ったら、Aクラスの教室が目の前にあった




必死に呼吸を整える私。翔は息一つ乱していない




あ「はあっ、ふぅ…、翔はやすぎるよぉ」

翔「Aもいい走りだったぜ。まあいいだろ、ちゃんと間に合ったし」

あ「まあね。ありがと」





握られた手は、走ったからしてたからなのしていたからなのか。少し汗をかいている




あ「あの…しょう?」

翔「ん?」

あ「手、いつまで?」

翔「手?あ、その…ごめんな」




ぱっと手を離し、そっぽを向いた翔の頬は横からでもわかるくらい赤かった



翔「な、那月達がこっち向いて手招きしてるぞ」

あ「あっ、ほんとだ!!じゃあいくね」


翔「おう、じゃまたあとでな」






〈案外、男らしい手だった〉

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定タグ:うたプリ , うたの☆プリンスさまっ♪ , うたぷり   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

潮田渚 - 更新頑張ってください! (2016年9月22日 12時) (レス) id: 34d9e994ef (このIDを非表示/違反報告)
綾夏(プロフ) - 音也がかわいい〜!あと、聞きたいことがあるんですが、メール?(LINE)のやつをやるには、どうしたら出来るのでしょうか?私も、小説を書くので、使ってみたくて、教えてください! (2016年9月11日 15時) (レス) id: cb84361a34 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なめさん» はい!楽しみにしてます!!\(^o^)/ (2016年9月5日 22時) (レス) id: b69233ef5c (このIDを非表示/違反報告)
なめ(プロフ) - 雛愛さん» 遅れてすみません;_;ありがとうございますとても励みになります、心遣いまで;_;(*^o^*)頑張ります!これからもよろしくですヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2016年9月5日 0時) (レス) id: 32be555e19 (このIDを非表示/違反報告)
なめ(プロフ) - 零さん» 遅れてすみません;_;コメント返してくれて嬉しいですヾ(@⌒ー⌒@)ノ明日明後日らへんにはトキヤ出せそうですヾ(@⌒ー⌒@)ノ少々お待ち下さい( ̄◇ ̄;) (2016年9月4日 23時) (レス) id: 32be555e19 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なめ | 作成日時:2016年7月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。