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「イッチー」
トキヤ「……」
「イッチーってば、」
トキヤ「あぁ、レン。どうしました?」
「どうしたはこっちのセリフだよ。珍しいじゃないか、イッチーが授業サボるなんて」
トキヤ「まぁ、私にもそのくらいあります」
…イッチーの様子がおかしい。普段授業をサボるなんてありえないイッチー。戻ってきたかと思えば酷くぼーっとしてる様だった
「そうかい」
龍也「んじゃ、お前らまた明日な。うしっ解散!」
リューヤさんがそう言って、SHRが終わり放課後が始まった
廊下を見ると、沢山のレディ達が俺を見てキャーキャー言っている
いつもなら来る者拒まず、去るもの追わずのオレだけど、
「やぁレディ達、ちょっとごめんね」
なんて言って、上手くかわして歩を進める
向かったのは屋上。
なんとなく、屋上に呼ばれた気がしたんだ。
……なーんてね。
何処か気持ちが落ち着かない。そんな時放課後の静けさの中で吸う空気が気持ちよくてたまにくることがある
中へ入り、深呼吸をして黄昏る
オレらしいのか、らしくないのか。
こんなオレを見たらレディ達はなんて言うのかな
なんてバカバカしい事考えていたら、ガチャと音がして息を切らした女の子が入ってきた
あ「はぁっはぁ…逃げ切った…」
「やあ、どうしたんだい?息切らしてる様だけど」
あ「(人いたんだ)まあ、鬼ごっこみたいな…」
「へぇ。よっぽど鬼はレディを捕まえたいようだね」
汗、これで拭きなよとハンカチ差し出すと
あ「ありがとう!」
「お安い御用さ「でも大丈夫、あるから」
そう言って彼女が取り出したのは見覚えのある白いハンカチ。まさやんありがとう、と呟きながら汗を拭いている
「それ、聖川の?」
あ「うん!まさやんのお友達だったんだね。今朝貸してくれたの」
「ふうん、アイツがねぇ」
ちゃんと綺麗に洗って返さなきゃね、と嬉しそうに言う
「友達ってわけでもないかな。腐れ縁ってヤツさ」
あ「へえ〜」
と言って驚いた表情をしている。コロコロと変わる表情にクスっとしながら話を続ける
「オレは神宮寺レン。キミは?」
あ「私?私はA」
と言われた時、扉が開く音がした。振り返るとそこにはイッキの姿。同じく少しだけ息を切らしている。
こっちを見るや否や、駆け寄ってくるイッキを見て鬼ごっこの相手はイッキだとわかった
*〈逃げられると、捕まえたくなるのさ〉
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潮田渚 - 更新頑張ってください! (2016年9月22日 12時) (レス) id: 34d9e994ef (このIDを非表示/違反報告)
綾夏(プロフ) - 音也がかわいい〜!あと、聞きたいことがあるんですが、メール?(LINE)のやつをやるには、どうしたら出来るのでしょうか?私も、小説を書くので、使ってみたくて、教えてください! (2016年9月11日 15時) (レス) id: cb84361a34 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - なめさん» はい!楽しみにしてます!!\(^o^)/ (2016年9月5日 22時) (レス) id: b69233ef5c (このIDを非表示/違反報告)
なめ(プロフ) - 雛愛さん» 遅れてすみません;_;ありがとうございますとても励みになります、心遣いまで;_;(*^o^*)頑張ります!これからもよろしくですヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2016年9月5日 0時) (レス) id: 32be555e19 (このIDを非表示/違反報告)
なめ(プロフ) - 零さん» 遅れてすみません;_;コメント返してくれて嬉しいですヾ(@⌒ー⌒@)ノ明日明後日らへんにはトキヤ出せそうですヾ(@⌒ー⌒@)ノ少々お待ち下さい( ̄◇ ̄;) (2016年9月4日 23時) (レス) id: 32be555e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめ | 作成日時:2016年7月30日 21時