自分を憎んだ赤目の化け物実況者

番外編1 ページ39

これはある人の言葉で起きた少し騒がしい一日。

「なぁ、アルパカ。
新曲を出したいんだが...ダメか？」
「はい？」
スマホをいじりながら聞いてみると、アルパカだけでなく、実況メンバー全員がこっちを見てきた。
「な...なんだよ...。」
急に振りかえられて少し驚いてしまった。
不覚。←
「血月様、今なんと?」
「だから新曲だよ。
実況名の『狼』じゃダメかもしれないが、歌い手の『チア』ならありかもしれないと思って聞いたんだが、ダメだった...か...。」

(まて。
何で全員こっちに近づいてきているんだ!?)
そう思っていると、三つ編み女に手をつかまれる。
「チアさん!?
本物のチアさんですか!?
あの、カゲロウプロジェクトを制作。
さらに、様々なところで歌い手として活躍しているあの『チア』さんですか!!?」
「...あ...あぁ...。」
三つ編み女の迫力がキドと同じくらいで少し怖い...。
「ファンです!
大ファンです!!
サインください!!」
その言葉に続き、全員(+アルパカ)もファンだと言ってくる。


俺、そんなに人気だったのか？←

2→←8

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