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カイコク side
(助かった...というべきか?)
51階を後にした俺たちは6階の自室のドアの前にいる。
あの時、誰かがパカに攻撃したのは見えた。
その後に見えたのは『赤』。
血...という意味ではない。
まるで透き通るかのような綺麗な赤髪。
と考えたところで思考がおかしい所に行っているのに気づき、目の前の赤髪、もとい血月を見る。
「お前さん、最初からいた...と言っていたが、どこから見ていた?」
「......それは言わないといけないのか?」
「当たり前でぇ。」
血月はフードを深くかぶり、俺たちの目を見て話し始めた。
「最初からと言えば、本当に最初からだ。
お前たち2人が第3ステージを音にしてからずっと追っていた。
理由は聞くな。答えるのをめんどくさいからな。
これでいいか?」
「.........本当に最初からだったな......。」
忍霧の呟きは同意したくなるのもわかる。
現に、あのパカですら気づいていなかったしな。
「それじゃあな。」
そう考えていると、血月はどこかに行こうとする。
それを忍霧が止めるが、
「自室だが?
お前たちも今日は自室にいろ。
この事については明日らへんにあいつ等も帰ってくるだろうから、その時に話してしまえばいい。」
そう言って今度こそ、血月は立ち去って行った。
俺たちもこのまま残る意味も無いので、血月の言うとおりに自室にこもる。
そしてそのまま明日が来るのを待った。
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ななしのヴィランズ - カゲプロを創ったのはじん様です、貴方様のオリキャラが創ったわけではありません。「ごめんなさい」ではすみませんよ? (2021年11月4日 15時) (レス) @page3 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チア | 作成日時:2019年8月25日 17時