自分を憎んだ赤目の化け物実況者 (ページ11)

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カイコク side

「フフ。ようやく開幕ですね。」
俺らは今、シアタールームにいる。
「『たたり姫』が向こう側でよかったじゃないか。」
「何でぇ、たたり姫って。」
「あの、お嬢さんの通り名さ。彼女、オカルトものはかなり精通しているはずだよ。」
その嬢ちゃんは今、スクリーンでアップされているが...
「...半べそかいてねぇか？」
「確かに、得意ジャンルに当たった方がクリアの確立はあがります。
ただ、閲覧者様が望むのは、必ずしも堅実で、安全なプレイだけではございません。
時には予想もつかない、エキセントリックな行動が人の心をつかむことがあるかと。」
(エキセントリックねぇ...。)
俺はもう1度スクリーンの方を向く。
そこには、入出と

――――血月の顏――――

血月はパカに忠告された時、自虐的な笑みを浮かべていた気がする。
そして、ここを出るときにパカに何か言っていた。
俺があの笑みと、その言葉をしるのは、先の話。

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初めて、夢主以外の人を書けました。
カイコクさんの口調が少しわかりません...。

これからも、ちょくちょく書いていきたいと思っています。