【鏡飛彩】煩いコイツをどうにかしてください【仮面ライダーエグゼイド】

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「Aちゃん、ケーキどれ位食べる？」

「じゃあその手前ので!」

「あっ貴利矢さん、それは僕のですよ!」

「ごめんごめん!」

「親父、一番大きいケーキを取ってくれ」

「はいはい」

どんちゃん騒ぎにごった返しているCR。患者さんが運ばれてきたら大変なくらい散らかっている

「これ、明日那さん達が作ったんですか!?」

「飛彩がほぼ作ったんだよ」

「飛彩先生が!?」

流石、甘い物を愛しているだけ何でも出来るんだなぁ…これは残さずに食べなければ

「……ふふふふ…」

隣で明日那さんが怪しい笑みを浮かべて私と飛彩先生を交互に見ていた

「飛彩!!こっち来て」

「は？何でだ」

「こっちに大きいケーキあるよ」

そう言って明日那さんが言うと皿とフォークを持って私の隣に座った

「飛彩先生、作ってくれてありがとうございます!私、残さずに食べますね!」

「……ふん」

そう言っても私、右手使えないから食べられないや。飛彩先生をチラと見ると嫌そうな顔をされた

「先生、食べさせてください!!」

「嫌だ」

「お願いします!右手使えないし…近くにいるの飛彩先生ですし!ね？」

「嫌だ…」

「飛彩センセ、聞いてあげれば？Aちゃんのお願い。患者でもあるし主役でもあるし」

貴利矢さんを見るとウインクされた。ナイス貴利矢さん!!
すると飛彩先生は嫌そうな顔をしながらも渋々一口、ケーキをフォークにさした

「口開けろ」

「ふふっ、あーん」

ケーキが口の中にもう少しで入る。もうこれ以上望むものはないよ!!

「お坊っちゃんに小鳥じゃねぇか。何してんだよ」

「あ」

「あ」

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