【鏡飛彩】煩いコイツをどうにかしてください【仮面ライダーエグゼイド】

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あれから数日。AはCRに顔を見せるどころか来てすらいない
これには流石に可笑しいと感じた。研修医達は心配なのかそわそわしていた

「飛彩さん、連絡してみてくださいよ」

「何故だ。アイツだって子供じゃない、一人で物事は決められる年頃だろう。そう心配しなくてもいいんじゃないのか」

「飛彩は心配じゃないの？」

そう言われると何も言えない。心配ではない、ただ違和感があるだけだ。アイツが居ないだけで。CRの扉が開いた

「A君、知らないかね」

「院長!どうしたんですか？」

「先程、マネージャーさんから連絡があってA君がロケの最中に居なくなったみたいでね」

「どうしてここと関係があるんだ」

「いや、仕事が嫌になってCRに遊びに行ったんじゃないかって。でも居ないようだね」

そう言って親父はスマホを取り、連絡をした。仕事に熱心なやつが途中で遊びに来たりするか？

「そうだ、飛彩さん!探しにいきましょう」

「別に俺達は関係ないだろう。俺は行かないぞ」

「心配じゃないですか!もし怪我してたら大変ですし、医者が行った方がいいでしょ？」

研修医は腕を引っ張り、走り出した
コイツ…

「おい、研修医!離せ」

「Aちゃんと仲直りしてあげてくださいよ!」

「は？」

仲直り？

「飛彩さんと喧嘩したからAちゃん、気まずくて来ないんじゃないんですか？だから行って…」

「待て研修医、俺達は喧嘩なんてしていない」

「ええ!?喧嘩してないんですか？…だったら余計心配なんですけど!!」

そう言うと研修医はまた走り出した
俺は戻ろうとしたが、もし研修医が何かトラブルを起こしたら…
そう思って追いかけた。

「あれ、結局行くんですか？」

「別にアイツが心配だから行くんじゃない。お前が心配だから行くんだ。あと、バイク使った方がいいだろう」

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