・4・ ページ4
「先生ー？」
CRのパスワードを打ち、扉を開けるが誰もいない。まだ皆さん、仕事中か…
私は定位置に椅子を持っていき、少し一眠りする事にした。昨日は寝てないから眠い…
「早く来ないかな、先生」
そう言い残して眠りについた
＊＊＊
飛彩side
「…………」
仕事が一段落した為にCRの冷蔵庫へと向かう。無論、糖分補給の為だ
今日はアイツ仕事って言っていたから来ない筈
だったが…
「…すぅ……」
冷蔵庫の前で居眠りをする、ヤツが居た。何故だ、今日は仕事の筈…
それに、ケーキが取れない
「おい、誰かいないか」
声をかけるも、俺しか居ないようだ
コイツを起こさない限りケーキは食べられない。待ってもいいが、いつ起きるかわからないしな…
「おい、起きろ」
「…………」
「俺の糖分補給の邪魔をするな。起きて、そこから退け」
「…………」
「退かなければ、放り出すぞ」
「起きますｯ!!」
コイツ、起きていたな。元々…
「？どうした、起きたならそこを…」
「私、起きますしか言ってません。飛彩先生が立ち上がらせてくれたら退きますよ」
「……引っ張り出すぞ」
「ぶー…あ、でも引っ張ってくれるって事？」
「親父」
「ご、ごめんなさい!退きます、退きますからぁ!!」
渋々ながら椅子を退かし、丁寧に冷蔵庫を開けた。そこにはポツンとケーキが置かれていた
「今日は仕事じゃなかったのか」
「打ち合わせだけで上がらせてもらいました。それで、監督にお菓子貰ったんですけど良ければどうぞ」
鞄の横に置いてあった小さな紙袋から丸い箱を渡してきた。早速開けてみると、高級菓子の店の物だった
「良いのか、高いぞ。これ」
「食べたいけど…太ると困るので見るだけで十分です」
「そうか」
中に入っていたお菓子の写真が写った紙を渡す。見るだけならこれで十分だな
「くれるんですか……？」
「見るならそれがいいだろと思ってな。いらないなら破棄しても構わん」
「いえ、捨てる所か家宝にします!」
「…？その菓子が好きなのか？」
「飛彩先生が好きです」
サラッと言われたが、よく言えるな。
今まで結構言われてきたから慣れてしまった
「ふん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
栗金丼(プロフ) - 香鈴さん» 香鈴さん、ありがとうございます〜!!飛彩先生ファンの方が楽しめるように頑張って書きます(^^)これからも楽しみにしててください! (2017年4月30日 12時) (
レス) id: 796b6c3b4d (このIDを非表示/違反報告)
香鈴 - 面白すぎです〜笑笑私も飛彩先生が大好きなのですごい最高です！更新頑張って下さい〜！ (2017年4月30日 11時) (レス) id: 4161a7567a (このIDを非表示/違反報告)
栗金丼(プロフ) - もこもこさん» ありがとうございます!!飛彩先生と夢主ちゃんの掛け合いが私も書いていて楽しいです(^^)続きも頑張るので是非読んでください! (2017年4月14日 19時) (レス) id: 796b6c3b4d (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ(プロフ) - お話面白くて大好きです〜！(*^O^*)ひいろ先生派なのでニヤニヤと読ませていただいてます〜(笑)続き楽しみにしてます、応援してま〜すっ！ (2017年4月14日 10時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - リナリナさん» リナちゃん〜！！夜勤明けかな？お疲れ様！！今日だよ！！楽しみだな〜。キュン死してきます (2017年3月30日 8時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：栗金丼 | 作成日時：2017年2月5日 8時
