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君と僕 4 ページ4

月日は流れ、壁外調査へと出た。

奴の教育は、文句の付けられないものだった。


必要な知識だけを身につけ、
感覚を体に染み込ませた。


無駄な時間などなかった。



逆手での持ち方も否定することなく


「リヴァイ、それは君にしかできない技だ。磨くといい。」


そう言って微笑んでいた。




イザベルもファーランもどこか浮き足立っていた。



その2人の姿を見るのは、最期だった。




気付けば辺り一面血の海で、自分も返り血をたくさん浴びていた。



遠くから馬の脚音が聞こえた。


それは近くに止まり


「やぁ、リヴァイ。調子はどう?」


いつもと変わらずに声をかけてきた。



俺は、怒りに頭を支配され、やつの首に斬りかかった。



でもそれは、大きな金属の擦れる嫌な甲高い音と共に弾かれた。




「僕に刃を向けるなんて、僕びっくりしたよ。」



奴はまた、笑っている。

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作者名:ななさまる | 作成日時:2021年6月21日 19時

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