今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:748 hit
小|中|大
君と僕 4 ページ4
月日は流れ、壁外調査へと出た。
奴の教育は、文句の付けられないものだった。
必要な知識だけを身につけ、
感覚を体に染み込ませた。
無駄な時間などなかった。
逆手での持ち方も否定することなく
「リヴァイ、それは君にしかできない技だ。磨くといい。」
そう言って微笑んでいた。
イザベルもファーランもどこか浮き足立っていた。
その2人の姿を見るのは、最期だった。
気付けば辺り一面血の海で、自分も返り血をたくさん浴びていた。
遠くから馬の脚音が聞こえた。
それは近くに止まり
「やぁ、リヴァイ。調子はどう?」
いつもと変わらずに声をかけてきた。
俺は、怒りに頭を支配され、やつの首に斬りかかった。
でもそれは、大きな金属の擦れる嫌な甲高い音と共に弾かれた。
「僕に刃を向けるなんて、僕びっくりしたよ。」
奴はまた、笑っている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ななさまる | 作成日時:2021年6月21日 19時