『Caller』by,エリス ページ7
次の日
私は仕事を休んだ。
家に帰った後、ヤケ酒して体調を崩したのだ。
(親友)が一度見舞いに来てくれたけど、八つ当たりしてしまいそうで、すぐに帰って貰った。
最悪だ。
私「………………御免、(親友)…………………」
私は目を閉じた。
そして、意識を手放した。
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・
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ピンポーン
チャイムの音で目が覚めた。
重い体を起こして玄関に行くと、其処に居たのは………。
私「…………中原、幹部…………?」
コンビニ袋を手に持った中原さんが、其処に居た。
中「体調崩したって姐さんから聞いてな。見舞いに来た」
そう言って二カッと笑う中原幹部を見て、私は胸が熱くなるのを感じた。
わざわざ、来てくれたのか。
私「有難う御座います……あ、入って、下さい」
中「嗚呼、すまねェな」
リビングの椅子に机を挟んで向かい合って座る。
中原幹部は、近くのコンビニで、色々と買って来てくれていた。
丁度切らしていた風邪薬,栄養ドリンク,チョコレートなど。
私「こんなに沢山…………本当に有難う御座います。今度、何かお返ししますね」
中「んなもんいらねェよ。大人しく貰っとけ。
如何しても気が済まねェなら、今度上手い酒でも奢ってくれ」
私「……じゃあ、そうします」
『Pain』by,梶井→←『A place of rest』by,芥川
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作者名:妃薫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakaharaty1/
作成日時:2017年3月29日 18時