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先「山田！今日は飲みに行こうか！俺が奢るから」
相変わらボディタッチが耐えないなこの人は…
さり気なく肩触んなやクソ上司が！！
貴「いや、すみません。今日は気分が乗らないのでパスで…ていうかずっとパスで」
私は笑顔のままクソ上司の手を払った
先「あいっ変わらず連れないなー山田は」
貴「連れなくて結構です」
私は会社の裏口から外に出た
何故かって？あの人がいるかもしれないからですよ！
貴「よし、いないな…」
私は裏口でキョロキョロしていると、不意に肩を叩かれた
貴「ｷｬｱ！！ご、ごめんなさいごめんなさい！！ちゃんと弁償しますからどうか命だけはｯ…って先輩！？」
先「え、うん。なんでこんなとこにいるんだ？」
貴「な、なんでって…別に」
先「それになんだよ命だけはって。お前まさか、命狙われてるのか！？」
貴「い、いやぁ−狙われてるっていうか、その…狙われさせたっていうか…」
先「お前何かやらかしたのか？」
ここで言ってもいいものなのだろうか…
逆にこの人に言った方が面倒なことになりそうな気がしなくもないが…
貴「いえ、本当に大丈夫ですから」
先「お前なぁ…命狙われてるんだろ？」
貴「だから別にそう決まったわけじゃ…ただヤクザにジュ−スかけちゃったけですし………あ…」
思わず言ってしまった…
先「はぁ！？ヤクザにジュ−スかけたぁぁぁ？お前何してるんだよ！」
貴「私だって故意にかけたわけじゃないですよ！！振り向いた時にぶつかっちゃって…」
先「で、どうしたんだよ」
貴「…逃げました」
先「馬鹿かお前は！？謝れよ！？」
肩をグラグラ揺らされる
正直痛い
貴「謝りましたよ！でも、なんかその後にこのままここにいたら私、殺されるような気がして…気が付いたら走ってました」
先「はぁ…お前…」
珍しく先輩が焦ってる
私のことを心配してけれてるのだろうか…
貴「でもまぁ大丈夫ですよ！ほら、今だっていないですし！殺しにくるならどんな手を使ってでも私を探すでしょうし！」
先「…」
貴「ｷｬｯ」
不意に抱きしめられた
貴「せ、先輩！？」
先「俺が守ってやる」
貴「へ？」
先「だから俺のモノになれ」
抱きしめられたままそう告げられる
そんな真剣な声初めて聞いた
貴「そ、それは…」
この人のモノに？絶対に嫌だ
こんな女たらしなんか嫌に決まってるだろうが！
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作者名：銘菓 | 作成日時：2018年12月18日 23時
