116# むかしむかしの あたしのおはなし ページ45
昔のあたしは、アイルランドで魔法学校に通っていた。
国であるという事実は、みんなには隠して生きていた。
みんな普通に接してくれたし、国だとばれそうになったことはあまりなかった。
そんな、ある日のこと。
・
先生「はーいみなさーん。今日はこの学校に新しいお友達がきましたよー！」
がやがやと騒がしい教室。平和な日常。
そんな教室の中に、やってきた『小さな違和感』。
みんなとはちょっとちがうってだけの、小さな、小さな小さな違和感。
薫「僕の名前は、宗方薫。
最初に言っておくけど、皆も気づいてるだろうけど…
僕は、東洋人だ。そしてそのことに関して、なんの気の遅れも感じてないから。
以上。よろしく。」
教室は、以前とはちがうざわめきにつつまれていた。
その次の日から、薫に対するいじめがはじまった。
人種差別の、卑劣で冷酷ないじめ。
『黒髪の悪魔』だとか、『非人』だとか、飛び交う罵りの言葉。
そんな言葉たちを聞くたびに、胸の奥がぎゅっと締め付けられるような感覚に襲われる。
もしもあたしもこんなふうに言われたら、きっと、傷つくから。
隙を見て彼に話しかけてみると、彼は
『僕は大丈夫。こうなることは承知でここへ来たのだから。
苦しくなんて…ないからね。大丈夫。』
彼は笑って、こういった。
しかし、それは嘘。強がり。
その証拠に、彼はその一ヶ月後に…
自ら毒薬をあおって自殺したのだ。
青白くなった彼を見つめ、だらしなく床に座ってべそべそと泣いた。
きゅうきゅうと切なく苦しい胸をおさえながらやっと気づく。
あぁ、あたしは彼のことが好きだったんだ、って。
ただ、それを見ていた人が一人いた。
？「あなた、なんで泣いているの？」
――いじめグループのリーダー的存在、アリア。
貴「あ…アリア……」
アリアはニヤリと笑うと、こう言い放った。
ラッキーアイテム
ヴルスト
被災地の方へ
中「無理はするなあるよ！疲れたらいつでも我を頼るよろし！」
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アーニャ - 悪ノ娘ハマってたんですよ(*^∨^*) というか、主人公大丈夫ですかね？なんか凄く心配です…(・∧・;) (2012年12月9日 23時) (携帯から) (
レス) id: c1879768cd (このIDを非表示/違反報告)
ロザリオ(プロフ) - アーニャさん» そうですよ！わかる方がいてくださって嬉しいです(*´∀｀*) (2012年12月3日 0時) (レス) id: d5508b2af9 (このIDを非表示/違反報告)
アーニャ - クラスメートの事、ありがとうございます！(*^∨^*) 悪食の悪魔、グラス・オブ・コンチータ分かりますよ！「悪ノ娘」の本ですよね?(°∀°?) (2012年12月2日 23時) (携帯から) (レス) id: c1879768cd (このIDを非表示/違反報告)
ロザリオ(プロフ) - むーるんさん» いつも見ていただいてありがとうございます(*´∀｀*)DSだと更新しづらくってつい後回しになってしまって…更新頑張りますね！ (2012年12月1日 22時) (レス) id: d5508b2af9 (このIDを非表示/違反報告)
ロザリオ(プロフ) - アーニャさん» 大丈夫だとおもいますよ！あたしもそういう人何人もいますwでも気になるなら謝るとか話しかけてみるとかしてみるといいかもしれませんb (2012年12月1日 22時) (レス) id: d5508b2af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロザリオ | 作者ホームページ：http://sekai-tizu.hatenablog.com/
作成日時：2012年4月24日 23時
