仲良し？？？ ページ38
Aside
リコ「はーいそこまで！」
伊月さんからのパスを受け取り、私がシュートを決めたところでリコさんの声が響く
A「勝ったーっ‼」
火神/伊月「っしゃあっ」
私たちは3人でハイタッチを交わす
日向「だーっくっそ」
小金井「まけたーーっ」
黒子「Aさんずるいです」
A「ずるなんてしてないもん！」
黒子「Aさんにはミスディレクションが使えません。」
少しすねたように言うテツ君にごめんね、と舌を出して見せる
伊月「俺にもあんま効果ないぞ〜」
黒子「はい、おかげでかなり不利な試合でした」
そんな話をしながらコンビニに入る
A「あっこれ…」
私は懐かしいアイスを見つけ手に取る
“黒子：青峰君より強い相手なんてすぐに現れますよ”
“A：それにまだ私のほうがちょっと強いしっ！”
“青峰：…そうだな”
そう言って笑う彼の顔はほんの少しだけ寂しそうだった
火神「それ好きなのか？」
A「あ…うん。懐かしいなって思ったの」
火神｢懐かしい？｣
A｢うん。｣
ほんの少し目を背けると大我はそれ以上は聞かないでくれた
そっと私の頭をなでると、私の持っていたアイスを持ってレジに持っていった
火神｢ほらよ｣
A｢え？｣
渡されたのはなぜかさっき見ていたアイスともう1つ
A｢これは？｣
火神｢…好きかと思ってよ｣
A｢ありがとっ｣
そう言って頬をかく大我にとくん、と胸がなった気がした
気恥しさを誤魔化すように私はもらった桃味のアイスを開けると1口かじる
A｢っ！おいしいー！｣
火神｢ほんとかっ！｣
A｢うんっ！｣
ほらっ、とアイスを大我に向ける
火神｢まじだ！うめー！｣
でしょーっ！と微笑むと大我はこっちも食うか？と自分が食べていたコーラ味のアイスを差し出す
A｢うんっ…あ。｣
アイスを食べようとすると大我の後ろからこっちをにやにやしながらみる先輩達が見えた
火神｢ん？｣
リコ｢仲良さそうね〜｣
ふふふ、と笑うリコさんはどこかからかっているように見える
小金井｢いいなー！俺もAちゃんとかんせ…んんーっ｣
伊月｢こ、こが！こっちでアイス食べよーな！？｣
そんな先輩達の様子に私と大我は不思議そうに首を傾げるのだった
黒子｢(2人とも鈍感ですね…)｣
テツくんがそんなふうに思っていることはしるよしもなかった
【番外編】帰国子女の君ｰ青峰ver.→←いざ、TIP OFF！
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作者名：凪咲 | 作成日時：2019年2月1日 1時
