【黒バス】帰国子女の天才は抱きつき魔??(ⅱ) (ページ26)

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言わなければならないことページ26

火神side

くそ、なんで監督達こっちまで来てんだよ

ちらちらと影だけが壁の端から見える

火神「A…」

ここまで来たらもう覚悟を決めるしかねぇよな。

俺はうん？と不思議そうに俺を見るAをじっと見つめ返すとそっと口を開く

火神「その、俺…お前のこと……」

A「う、うん。」

"大我とはもう兄弟ではいられないな"

火神「っ…」

そうだ。俺は先にAに言わなきゃ行けないことが

俺はきゅっとリングを握る

A「…大我？」

火神「あ、いや。お前に言っておかなきゃ行けないことが」

A「言っておかなきゃいけない、こと？」

火神「あぁ…」

Aがアメリカに行ったあとのことを話そうとすると途端に口が重くなる

A「大我、帰ろう？」

火神「え？」

A「そんなに悲しそうな顔されたら何も聞けないよ。」

Aは眉を下げて困ったように笑う

火神「でも。」

A「大我がきちんと整理ができたら話して？それまで待ってるから」

ね？と笑うAを気がつけば抱き寄せていた

火神「悪ぃ…」

A「っ！……大丈夫だよ」

ぽんぽんと背中をさするAに今だけは頼ることしか出来なかった

リコside

リコ「ちょっとちょっと！」

電話を切ると私達は2人を覗いていた

するとしばらくして突然火神君がAちゃんを抱きしめている

日向「お、おい！あいつついに！」

小金井「なに、どうなってんの！？」

黒子「様子が変です」

伊月「確かに付き合い始めたにしては…」

リコ「確かにそうね。Aちゃんはともかくあのわかりやすい火神君が嬉しそうじゃないなんて…」

黒子「僕帰ります」

日向「あ、あぁ。…俺達も帰るか」

リコ「そうね。聞ける雰囲気じゃなさそうよね」

2人のことは気になったが、飛び出した行ける雰囲気でもなく、帰路につくことにしたのだった。