お花さん ページ2
黄色いお花が急に話し出すもんだから柄にもなく驚いちゃったじゃない・・・全く。
A「お花さん、Floweyっていうのね。私はA・マーダー。人間よ」
Flowey「そう!(無関心)君はこの地底の世界に落ちてきたばかりだね?
可哀想に、右も左も分からないでしょ?でも大丈夫!ここでは僕が先輩だから
ここでのすごし方を教えてあげる。準備はいい?いくよ!」
テッテッテッ(エンカウント時のSE)
A「!?なにこれ、ハート・・・?」
いつの間にか自分の体がなくなって、私がいた場所には
代わりに真っ赤なハートが白い箱?に入っていた。
あ、これ動かせる?
Flowey「それは君のSoul、君自身の存在そのものと言ってもいい。
はじめはすごく弱い・・・でも、Lvが上がるとどんどん強くなれるんだ!
Lvは何かって?それはもちろん、LOVE つまり『愛』のことさ!
君もLOVEが欲しいでしょ?」
A「いや、要らない」
Flowey「待ってね!今僕がLOVEを分けてあげるから!」
A「いや無視・・・」
お花さんがパチンとウィンクすると、お花さんの周りに
白い米弾みたいなのが出てきた。あーなんか嫌な予感が・・・
Flowey「ここからLOVEを落としてあげる。白くて小さい『友情の欠片』としてね。
さあ、LOVEを追いかけて!できるだけたくさん集めてね!」
これは・・・当たったら、死ぬ。
A「悪いけど。お断りするわ」
Flowey「あれれぇ?全部落としちゃったよ?」
A「これ、本当は攻撃なんでしょ?自ら当たりに行くなんて嫌よ。」
Flowey「・・・なるほど、君は知っていたんだね。この世界は
A「・・・・・・クス」
Flowey「あーあ、せっかくのチャンスだったのに。まあいいや、死ね」
私のSoulがある白い箱を覆うように米弾を張るお花さん・・・改めクソ花。
これは避けられないなぁ・・・まあいいか、後悔はない。
ここで死んだって誰も心配しないし。あっ・・・録画したアニメ観るの忘れてた・・・
勿体ない・・・いいや、来世で観よ。
覚悟を決めて真っ直ぐクソ花を見据える。米弾はすぐそこまで迫っていた。
?「このクソ花アアアアアアア!」
Flowey「ギャァァァ...」
突然飛んできたナイフにクソ花が悲鳴をあげながら吹っ飛ばされて、
いつの間にか私の体は元に戻った。
?「あの、大丈夫ですか?」
?「ったく、あの花は懲りないなあ・・・と、君は?」
A「うん、理解が追いつかない。」
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