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『なにって……ご飯、行ってただけ』
凪「誰と?」
『……別に、凪くんに教える筋合いない』
凪「ふーん、スマホ、通知来てるけど?」
見ると潔から
「よかった!こちらこそありがとう。またご飯いこ」
ときていた。
凪「ねえ、やっぱりAは、潔が好きなんでしょ」
『っだから、』
凪「まって、やっぱ中で話そう。ここ響くし」
開けて、と凪が言う。
中に入り、ローテーブルを挟んで座る。
『私、本当にまだ好きって感情分からない。だから別に世一くんのことも、凪くんのこともなんとも思ってないよ。』
凪「…………前も言ったかもしれないけど、潔のこと名前で呼べてるのが答えじゃないの?」
『なんでそうなるの?』
凪「だってA、俺のことは名前で呼ばないじゃん」
『それはずっと苗字呼びだったからで__』
凪「そんなもんいくらでも変えれるでしょ。潔だって最初は潔くん呼びだったじゃん」
そう言われて、返す言葉がなくなる。
凪「ねえ、俺が勝手にこうしたけどさ」
まさか。
やだ、言わないで
凪「別れよっか」
___________
それから、私はどうしたかよく覚えていない。
いつの間にか凪はいなくなっていて、
潔からの連絡も未読のまま。
あの日から一週間が経った。
凪のいない毎日は、物凄く退屈だということに気がついた。
______________
玲王「凪、Aさんのこと最近話さないけど、どうなった?」
凪「別れた」
玲王「は?なんで?」
凪「Aは多分、いや、絶対、潔が好きだから。」
玲王「本人に聞いたのか?」
凪「本人が言ってたわけじゃないけど、俺が焦ってAのこと詰めたら、何も言わなかった。」
玲王「そっ…か」
凪「ねえ玲王、今日久しぶりに呑むの付き合って」
玲王「しょうがねえなあ。練習終わったらいつものとこ行くか」
凪「うん」
Aがいない毎日は、物凄く退屈だった。
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虹(プロフ) - 完結おめでとうございます!!嬉しいような悲しいようなちょっとよく分からない感情ですが、陰ながら応援させていただいていました!!本当にお疲れ様です!リクエストの件ですがお時間ある時で大丈夫ですので烏くん、乙夜くんの夢小説を書いていただきたいです!! (2023年3月26日 2時) (レス) @page24 id: 12afbbff79 (このIDを非表示/違反報告)
村紗水蜜デコレさん(プロフ) - 完結お疲れ様です!!(╥﹏╥)良かったら絵/心さんのを書いて頂きたいですっっ(╥﹏╥) (2023年3月26日 0時) (レス) @page24 id: 66ad029385 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - Hiさん» コメントありがとうございます🥹そう言っていただけて嬉しいです💖 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - 豆さん» コメントありがとうございます🥹これからも頑張ります❤️🔥 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
Hi - お、面白すぎる!!神だ、、! (2023年3月7日 19時) (レス) @page18 id: 20e40c99d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美影 | 作成日時:2023年2月1日 22時