しゅごキャラ〜ややのいとこがやってくる！？〜 第一章

１２／光と影 ページ13

私は、小さい頃から、周囲の反応を気にして、自分
の意見を言えなかった。

その上、周りに大人が多かったので、大人の思う『いい子』に育てられ、今のようなキャラがつくられた。


ー本当は、そんなキャラじゃないのに…


いつも、心のどこかでそんなことを思っていた。

しかも、このキャラのせいで、先生たちの反応もよくなって、生徒会長になってしまった。

普段の生活でも、表立って発言することが苦手なのに、全校生徒の前で話すなんて…

そんなときに、父方のおじいちゃんとおばあちゃんが、亡くなったと知らせが届いた。

おじいちゃんの仕事を、お父さんが、継ぐことになった。

それで、一家で引っ越してきたというわけだが…

また、この様に、、、

そんなことを、相馬さんに話す。


空海「そっかあ…大変だったな…」

優しい眼差しを向け、私に微笑む。


空海「お前は、どうしたいんだ？」


A「どうって…？」


空海「このままでいいのか？それとも、変わりたいのか？」

A「か、変わりたいですよ！私だって…」


空海「お前、しゅごたまが生まれて、どのくらい経つんだ？」


A「一ヶ月くらい…ですかね。」


空海「しゅごキャラってさ。自分のなりたい自分が明確にわかった時に生まれるんだってさ。だから、お前は、変わりたいとは、思ってても、自分のなりたい自分がわかってないんだよ。」


私は、顔を俯ける。

たしかに、そうだ。

私は変わりたいとは思っていても、どんな風に変わりたいか、自分自身が分かっていない。


空海「だからさ。ガーディアンで見つかると思うんだよ。」


A「え？」

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