番外3−2 ページ5
眼前に広がるプレーヤーの群れを見て、呟いた。
「・・・・なんでこんな事に」
「二人とも攻略組として知名度高いからね」
「なんであんたもちゃっかりいやがるんですか」
ギャラリーの理由はわかった。しかしなんでお前がここにいる閃光。
ため息を一つ吐いたところで、大きな声が聞こえた。
『さあ、お集まりのみなさん。始まりますよ、注目の勝負が!!』
注目しなくていいよ。なにアナウンスとかしてくれてんの。
なんでこうなっているか。
簡単だ。私にスカートを穿かせるため。
私とキリトが一対一のデュエルをして、キリトが勝ったら文句を言わずにスカートを穿け、と。おわかりの人もいるだろう、私にメリットが何もないことを。
しかしこれだけのギャラリー。今更引けない。
『お二方、準備はよろしいですか!?では、十秒後スタートです!十、九、・・・・・三!二!、一!!始めっ!!』
頼んだ覚えのないアナウンスの開始の言葉と共に剣を抜くと、キリトはすでに地面を蹴り、目の前に迫っていた。
「っ、・・・・」
がちんと剣と剣がぶつかる。さすが大きい剣だけあって、重い。避けるほうが得策だ。
いや、違う。待ってくださいよ。私一応あなたを守るためだけにこのゲームやってるんですよね。あなたを傷つけるためじゃない。
ルールは初撃決着になっているはずだから可能性は低いけど下手すると殺しちゃいそうなので、攻撃したくないんですけど。
だいたい、なにこのギャラリー。私たち見世物か?
てか、キリトもアルゴさんも・・・・閃光も、なぜこんなに乗り気なの?そんなに女装癖の汚名を着せたいの?
あー。なんか。
「・・・・・・イライラしてきた」
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菓豆(プロフ) - 夜風さん» コメントありがとうございます。頑張ってカルマの小説も更新しないとですね (2015年4月5日 13時) (レス) id: edc29e4d3f (このIDを非表示/違反報告)
夜風 - お帰りなさいです!カルマ君の小説、読ませていただきました!とても面白かったし、何より夢主ちゃんがかっこよかったです!更新頑張って下さい! (2015年4月5日 13時) (レス) id: 2e25d02f53 (このIDを非表示/違反報告)
菓豆(プロフ) - 紫芋さん» ただいまですっ!!実は旅行中ずっとこの小説の事考えてました(笑) (2015年4月5日 12時) (レス) id: edc29e4d3f (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 菓豆さん(旅行から)お帰りなさい!これからも、菓豆さんの作品見させて頂きます!頑張ってください(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年4月5日 11時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)
菓豆(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます。ご意見、ご感想等何回でもコメント下さい!! (2015年4月5日 10時) (レス) id: edc29e4d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菓豆 | 作成日時:2015年3月15日 20時