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シロツメクサ Ki -side K- 24 ページ23

よこーさんのお店に
一緒に行ったのをきっかけに
Aさんとたまに
2人でご飯を食べに行くようになる。



初めてよこーさんのお店で
パエリアを食べた時

「美味しーーっ!!」

Aさんはものすごくいいリアクションで。



パクパク食べるから
やっぱり見てて気持ちいい。



「北山さんってやっぱり美味しいお店知ってますよね」

引越しの挨拶としじみ汁のお礼のスイーツが相当Aさんに気に入られたらしい。
この辺はこの前俺がAさんを見かけた焼肉屋さんくらいしか行ったことないって言う。

そもそもAさんは本当に美味しそうに食べるから

「それならこの辺の美味しいお店紹介するよ」

俺がよく行くお店で良ければと思って言うと

「是非っ」

Aさんは微笑む。



それからはAさんと色々な話をした。

彼女はとにかく知識が豊富だった。
政治からトレンドまで。

そういえば
いつだったかコンビニで偶然会った時に
確かにたくさん新聞と雑誌を買っていた。

廃品回収の時の新聞と雑誌の量が
とんでもなかった。



そうか。
そういう仕事をしてるから
話題は豊富じゃないといけないのか。



だから話は弾んだ。

お互いのプライベートの話以外は。



最初に

「あ、もしかしてAさん本当はご飯とか誘っちゃマズかった?」

「いえ、私は全然っ!」

確認した時くらいしかプライベートな質問はしていない。



何故だろう?

お互い聞かないようにしていた。
ままるで聞いたら関係が崩れるのが怖いって思っているようだ。



少なくとも、俺は。



「割り勘だけどさ、良かったらまたご飯行こうよ」

1人で食うより断然楽しいし。
何よりAさんとメシを食いたかった。
そんな俺に

「そうだね」

Aさんもいいって言ってくれた。




ある日、仕事の合間にメシを食いによこーさんのお店に行くと

「あ、ミツさんいらっしゃい!」

よこーさんの婚約者のフリをしてるAが
相変わらず可愛い笑顔で出迎えてくれる。



あー相変わらず癒させれるー。



「さっきまでミツさんのお友達来てたよ」

Aが言う。



「友達?」

「ほら、あのたまに一緒に来る色白の綺麗な女の人。タバコ吸わない方の」

「あぁ、ハイハイ」



Aさんか。



「パエリアに相当ハマってくれたみたいでほぼ毎週来てるよ」

「え!そーなんだ」



連れて来たお店にハマってくれるとか
めちゃくちゃ嬉しいんだけど。

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shizu(プロフ) - ななこさん» コメントありがとうございます!伏線の回収に必死になってます(笑) そして早く各ストーリーの「その後」を書きたいので最近更新しております。また読みに来て下さいませ! (2021年3月1日 23時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - すぐ近くにいるいつも読ませて頂いてます!!ここまで読んできて、過去のお話に全部繋がってるのがすごくてめちゃくちゃ楽しいです!!!これからも更新楽しみにしています! (2021年3月1日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2021年2月21日 18時

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