夢の途中 10 side 2 ページ20
今日はDVDのプロモーションで
舞祭組の4人で取材だった。
俺は帰りにAちゃんちに行くから
自分のクルマで仕事に来てた。
「珍しいねー、ニカが自分で来るとか」
千賀が言ってくるから。
Aちゃんの事を黙っていたかったから
話を逸らしたくて
でも頭の中はAちゃんでいっぱいだから
「ねー千賀ー。今日から2週間っていつ？」
俺が正解なのかAちゃんが正解か知りたくて
聞いてみる。
「ん？8月17日じゃない？」
「それって金曜日？土曜日？」
「んーと、金曜日」
「………そっか」
やっぱりAちゃん正解なんだ。
「どしたの？」
「俺の中では今日から2週間って土曜日までだったから」
「あははは、まぁそこは結構あいまいだよね」
「でしょー？」
まぁどっちにしてもAちゃんとまた会えたことに変わりはないんだげどさ。
取材や収録をしてたらやっぱり日付は超えて。
全部終わると
「お疲れ様ーっ！」
一番に楽屋を出た。
急いで車に乗るとハンズフリーの設定をして
Aちゃんちの方に車を走らせる。
時間的には下道でもあまり変わらないだろうけど高速で行こっと。
その前にナビ設定したいな。
仕事用のスマホだから一応非通知で
Aちゃんに電話をする。
『もしもし』
非通知だからAちゃんも少し警戒した声。
「やっほー！ニカだよー」
安心させるよーに明るく言うと
『お仕事お疲れ様』
呆れた声の奥のどこかに優しい雰囲気。
Aちゃんの声、好きだな。
そして『お疲れ様』が嬉しすぎる。
Aちゃんだって仕事だし俺に夕飯も作ってるのに。
『あははは！ありがとう！Aちゃんもお疲れ様ー』
お疲れ様を返してAちゃんの住所を聞く。
ナビでは高速使っても30分くらいって出てる。
やっぱり少し遠いね。
Aちゃんちを確認してから
近くのコインパーキングに停めた。
サングラスをしてAちゃんちに向かおうとしたら急に緊張する。
考えたら女の子の家に行くとか久しぶりだな。
インターホンを鳴らすと
『はい』
Aちゃんの声。
「こんばんわー」
夜中だし小さく声を掛けるとガチャっ、て開く玄関。
「いらっしゃい」
シャワー浴びたての香りと
あまり変わらないすっぴん。
その素の顔がいつもと一緒で
やっぱりいいなって思う。
「おじゃましまーす」
家の中からスープなのかな？ダシのいい香り。
少し緊張して足を踏み入れる。
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shizu(プロフ) - 深雪さん» コメント気づいてませんでした！ごめんなさい！！ 全メンバー目標ですヽ(*´∀｀)ノ (2020年5月8日 22時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
深雪(プロフ) - ニカちゃんがニカちゃんらしくて最高です。あの、もしかして全メンバー分書いてくださるのでしょうか？期待しちゃっていいのでしょうか。 (2020年5月5日 23時) (レス) id: a8c1d7b9de (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち？太郎さん» ニカちゃん思いついちゃって全部終わってないのに先に始めちゃいました(笑)どこかでこのアカウントでもコメントいただいてますよー！少しずつ更新します(〃▽〃) (2020年4月18日 16時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち？太郎(プロフ) - こんにちはshizuさん！！このアカウントだと多分初コメなんではじめまして！つ、、、ついにですか！？千ちゃんが先かと思ってました！あの、、、めちゃくちゃ楽しみです、、 (2020年4月16日 11時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2020年4月16日 8時
