夢の途中 7 side 2 ページ14
Aちゃんと友達になって
改めて自己紹介をし合う。
住んでるところとか
仕事とか
何で大将と仲がいいかとか。
親戚だったんだね。
「最初に会った時の香りも納得いったわ」
Aちゃんが取り分けてくれたスペアリブを頬張ると
「香り？」
Aちゃんは不思議そうに聞き返してくる。
何だかこの素の顔好きだな。
キョトンとした顔が飾らない感じですごくイイ。
「うん、ガソリンとかオイルみたいな香り」
「え！臭い？」
Aちゃんは慌てて自分の匂いを嗅いでる。
「あー！ごめん！臭いとかじゃなくて！！」
慌てて誤解を解くけど。
確かに失礼だよね。
女の子に匂いの話しとか。
「今住んでる家を探すポイントも玄関開けてすぐにバスルームがあるのが条件だったの」
そう言って烏龍茶を飲むAちゃん。
「何で？」
「この仕事してたら汚れて帰るでしょ？だからまずシャワー浴びたいの。家のどこにも触れずに」
サラッとAちゃんは言うけど。
「え！マジで！？」
それすごく重要じゃん！！！！
「うん」
「ホントに！？」
「……うん」
やっった！！！！
同じ人いたーーーー！！
「一緒！！俺もまずシャワー！一緒じゃん！！」
「え？」
「俺もね！帰ったらまずシャワーなの！」
俺はめちゃくちゃテンション上がってるのに
「………へぇー」
Aちゃんは「別に？」なテンション。
「えぇー、感動ないのー？」
「ないよ。普通だし」
Aちゃんは烏龍茶を飲みきると
「ニカは次何飲む？」
自分のコップと俺の空いてるグラスを持って声を掛けてくる。
そりゃそーか。
俺はそれでいつもイジられるから一緒なのが嬉しくて感動したけど
Aちゃんには普通のことだもんね。
「芋ロック」
「分かった」
俺の注文を聞くと
Aちゃんは淡々と部屋を出て
多分大将のとこに注文に行ってくれてる。
全っっっっ然、Aちゃん心開かないじゃん。
はぁっ、てため息をつく。
友達になるのそんなにイヤかなー。
何でなんだろう？
「ただいまー」
お盆を持って帰ってくるAちゃん。
「おかえ…はぁっ！？」
おかえり、って言いかけて止まる。
ものすごく大きな魚のカマの煮付けを持ってきてる。
「どしたの？」
「これ私のリクエスト。今日これを食べに来たの」
やっと見れたAちゃんの笑顔。
食べ物じゃないと
Aちゃんは笑顔になんないんだね。
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shizu(プロフ) - 深雪さん» コメント気づいてませんでした！ごめんなさい！！ 全メンバー目標ですヽ(*´∀｀)ノ (2020年5月8日 22時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
深雪(プロフ) - ニカちゃんがニカちゃんらしくて最高です。あの、もしかして全メンバー分書いてくださるのでしょうか？期待しちゃっていいのでしょうか。 (2020年5月5日 23時) (レス) id: a8c1d7b9de (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち？太郎さん» ニカちゃん思いついちゃって全部終わってないのに先に始めちゃいました(笑)どこかでこのアカウントでもコメントいただいてますよー！少しずつ更新します(〃▽〃) (2020年4月18日 16時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち？太郎(プロフ) - こんにちはshizuさん！！このアカウントだと多分初コメなんではじめまして！つ、、、ついにですか！？千ちゃんが先かと思ってました！あの、、、めちゃくちゃ楽しみです、、 (2020年4月16日 11時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2020年4月16日 8時
