秘めた想い T -side T- 21 ページ13
また俺んちに集まって
見途中だったアニメを見る。
3人で笑って3人で泣いて
結果大円団でエンドロールが流れる。
「あーもうめちゃくちゃ良かった」
「そう？」
「えー。玉森くんだってめちゃくちゃ泣いてたじゃん」
相当感動したらしいAが冷めてる反応の俺に突っ込むけど。
俺はまだ泣いてるAほどは泣いてないよ？
笑って泣いて疲れた俺たちは何だか瞼が重くなってきて。
ふと隣が重くなったなと思ったらAが俺にもたれて寝てる。
「あれ？Aちゃん寝た？」
宮田もあくびしてAを覗き込む。
「寝顔可愛いねー」
「そーか？」
「あ、タマにとったら寝てなくても可愛いか」
「別に」
「素直じゃないなー、タマ相当Aちゃん気に入ってるじゃん」
「そーでもないよ。もっと女の子っぽい子がいい」
「えー、Aちゃん中身含めて相当可愛いのに」
宮田は眠いのか目をこすりながら笑ってる。
「タマはいいの？このままで」
「何が？」
「Aちゃんとの関係」
「は？」
「さすがに俺でも分かるよ」
「何を？」
「…まぁタマが何とも思ってないって言うならいいけど」
宮田はまた1つ大きなあくびをしてソファにもたれる。
何とも思って無いわけじゃない。
ただ宮田の方が好きなだけで
Aだって好きだ。
DVDが終わって停止ボタンを押して
「宮田、なんか見る？」
横を見ると宮田も寝てて。
宮田とAに挟まれた俺は1度立ち上がってブランケットを2人に掛けると2人の寝顔を見る。
…やっぱり宮田かなー。
宮田の方が好きだと思うんだけど。
ぼんやり2人の寝顔を眺めていたら
Aがだんだん宮田に近づいてもたれていくから慌てて間に入る。
2人がくっつき合うとかありえねーし！
宮田を押してなんとか2人がくっつく前に入ることができた。
Aが俺にくっついてもたれてるからホッとする。
セーフ。
結構押したけど宮田も起きない。
良かった。
っていうか。
いま宮田に妬いたんだよね？俺。
宮田も俺にもたれてきて。
大好きな2人に囲まれてるとか
俺相当幸せじゃない？
少しすると俺も眠くなってきて宮田のブランケットに入って寝る。
明け方かな？
モゾモゾと隣が動く気配。
目を開けるとAが俺を見て真っ赤になってて。
でも俺はAと一緒に寝たかったから
「ほら、おいで」
呼ぶとAも寝ぼけてくっついてきたから
抱き締める。
すごく幸せだった。
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shizu(プロフ) - りぃ☆彡さん» コメントありがとうございます！気づいてなくてごめんなさい。やっと繋がりました。短編のつもりだったんですけどね…楽しみにしててくれて嬉しいです！ (2020年3月18日 5時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - はとさん» コメントありがとうございます！気づいてなくてごめんなさい。ようやくエンディングに向かいます！ (2020年3月18日 5時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
りぃ☆彡(プロフ) - はじめまして。いよいよ主人公サイドと繋がりましたね！続きを楽しみにしています！ (2020年2月20日 22時) (レス) id: de1f37d540 (このIDを非表示/違反報告)
はと(プロフ) - はじめまして。いつも楽しみにしています。玉ちゃんがこの後、どんな行動にでるのか楽しみです。 (2020年1月26日 0時) (レス) id: bf18adaee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年11月24日 7時
