いま言うの!? ページ31
Aside
やっちゃった。
興奮のあまり、手、握っちゃった。
何が安室奈美恵さんが隣に居るみたいなもん、なのか。
でも、私の1番好きな人が
あまり認知度高くない私の1番好きな食べ物のこと好きって言われたら
興奮するじゃない。
…それにしても、たいぴーの手。
綺麗だけどゴツゴツもしてて、
ヤバかったー。男の人の手、って感じ。
彼氏と別れて2年、
久々の男の人の手だったーー。
そんなこんなで、
ストロベリースペシャルから食べ物の話で盛り上がり続け、
それぞれの食べ物の好みを把握して。
3時になった。
周りの席の人たちも
電車動かないから居るって感じなので
突っ伏して寝てるグループもいる。
でも大半がせっかくだから飲むぜー!
ってテンションなので3時とは思えないくらいどこも盛り上がっている。
私たちの横は空席のままだったから
たいぴーもバレずに済んでる感じ。
ただ、さすがに3時ともなると眠くなってきたのか、
アコちゃんとマネージャーさんは少し眠そう。
私は興奮してるからか全く眠くない。
「明日も朝早いの?」
たいぴーからも敬語禁止が出たので、すごく頑張ってようやく慣れてきた。
「午後から。うちに帰って仕事まで少し寝れそう」
「少し布団で寝たいよねー」
時間も経ったせいかだいぶまったりしている。
マネージャーさんは欠伸して、アコちゃんは船漕いでる。
「ねえ、聞いていい?」
「何を?」
「改めて聞くの恥ずかしいけど、俺のどこがいい?」
「…へっ??」
たいぴーは恥ずかしいと言ってるだけあって、耳まで真っ赤だ。
でも質問の内容に私はフリーズした。
「…いやそれお前、目の前でいわせるの鬼じゃね?」
マネージャーさんが言ってくれる。
それ。それだよたいぴー。
「無理を承知であえて聞きたいんだけど…」
たいぴーは真剣だった。
なら私もちゃんと答えないとだよね。
「…きっかけはよくある『SNOW DOMEの約束』聞いて藤ヶ谷さんに興味持って、キスブサ見てKis-My-Ft2自体が楽しそうだな、思って、ファンクラブ入って…なんですけど」
あぁー本人目の前とか恥ずかしい。、
「過去のDVDとか全部見て、『Think u x. 』見た時が衝撃で、あの日から1か月それしか聞いてないレベルでずっと見て聞いてを繰り返してて、私はハズレたんですけど、友達が取ってくれたJourneyのツアー見に行って、ライブを生で見たら…落ちないわけがないですよ」
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作者名:shizu | 作成日時:2018年10月5日 4時