俺のとこにおいで 2 【灰谷蘭】

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「だって俺らと居たいって言ってたじゃねぇか」



「しかも俺Aちゃん居なくなられたら困るんだけど」












なんて言う三途さんと蘭さん、

変わらずいつも通りのふたりに笑みがこぼれる。




まだ何も言ってないけどね。なんて思ったが
戻る気もさらさらないので全然よし。














そんな私に、
「そっか、そうだよな。」って頭を撫でる鶴ちゃん


ありがとう、かくちゃん。


















「あと、最近梵天忙しいのAちゃん居ないからでしょ？」



『…え？』








最近サガが多くてみんな忙しいんだよね〜、と。



え、そうなんですか？
皆さんお忙しいんですか？

















「あー…納得。クソほど忙しいの佐倉居ないからか」







と三途さんもそれに納得するように頷く。




「え、え。なんのこと？」と分からない竜胆さんと
「やっぱり分かってたか、」と頭を抱える鶴ちゃん。



















「いや、Aちゃん多分どっかで手回してたでしょ？」



『…あー、、』















…これバレバレではありませんか

ここまでバレてたら付く嘘も見当たらない。










と私まで頭抱えてたら、












「さらさら戻れねぇな。」




なんて横で笑っていう三途さん。
でも、これでいいんです、と笑って言った。













そんな4人の空間の中で竜胆さんが話に追いつけてなかったので、詳しくみんなで説明しました。






そしたら「あ、なるほど。」と納得。



















かれこれ屋上でたくさんお話ししてると、

蘭さんのスマホに電話が。













「…やべ、九井たちにまだ言ってなかった」



「あ。」



「戻るか。」






結構長くいたので戻ることになり

私の横にある点滴を一緒に押してくれる鶴ちゃんと
「体なんともねぇ？」と心配してくれる三途さん。



蘭さんはココさんに電話で「ごめ〜ん」なんて話してる








反社なのに、皆ちゃんと暖かくて
やっぱり居心地いいな、ここ。なんて笑えば、

「何笑ってんだ？」と鶴ちゃんがいう。













「楽しいなって思って。」




私はこれから秘書を続けて、もしそのせいで死んじゃったとしても、多分私に悔いはないと思う。



















なんて一人でへへ、と微笑んでれば
















「AちゃんAちゃん、」



『…？どうしたんですか？』

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