【ヒプマイ】俺を、助けて下さい｡【男主】

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一郎side




ある休日の夕方



俺はソファに座ってラノベを読んでいた



『あ､あの､今ってお店やってますか…？』


店の入口から声が聞こえて､顔を上げる
そこには一人の青年が立っていた
俯いていて､顔は見えない



一「あぁ､はい､やってますよ｡依頼ですか？」


『はい…』


一「じゃ､どうぞ中へ」



『ありがとうございます…』



立ち上がり､中へ案内する
青年は､小さな声で返事をすると大人しく後ろについてきた



一「そこに座ってください」


『はい…』



客用のソファに案内すると､青年はそこにちょこんと座った


一「俺は山田一郎です｡名前をお伺いしても?」


『あ､俺は篠宮四葉です…えっと､光峰高等学校の3年で17歳です…』



一「ありがとうございます｡それで､どのような用件で?」



『依頼があります…』




青年は顔を上げた
とても整った顔をしていた
ただ､その顔はとても悲しげだった







.









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『俺を､助けて下さい』

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