story4 ページ4
" 大丈夫っスよ "
涼太のこの言葉は信用性がない。
笠松先輩に涼太の足の事を言われてから
涼太の足を注意して見るようになった。
何となく...
いや...完全に涼太は左足をかばってプレーしている。
きっと左足に痛みがあるんだと思う。
貴「涼太。今日一緒に帰れる？」
黄「はっ？えっ？！オレっスか？！」
貴「涼太って名前の人ほかにいる？」
黄「いないっスけど...
Aっちから誘われたの初めてだから」
貴「女の子たち大丈夫？」
黄「そんなの何とでもなるっス！！」
部活が終わると相変わらず女の子たちが校門に集まっている。
" 黄瀬君〜！！！"
" 今日は私と帰って下さい！！！ "
" 涼太今日も相手してよ〜！！！"
そんな必死な声が響いてくる...
何とでもなるって言ってたけど...大丈夫なの？！
黄「ごめん！今日はマネージャーと先約があるんス！！」
って涼太が言った途端...
みんなの視線が一気に私に突き刺さる。
貴「バカ涼太。マネージャーとかいちいち言うなし」
もともと涼太とは同じ中学だし
なんなら家も正直かなり近い。
だから帰る方向は同じ。
黄「せっかくだし寄り道して行かないっスか？」
そう言って涼太は帰り道にある小さな公園に入って行く。
そして中にあるベンチに座る涼太。
私も涼太の左側に座った。
黄「えっ！？ちょっ...Aっち？！」
私はベンチから降りて、しゃがみながら涼太の左足を触る。
そんな私の行動に驚いた涼太。
だけど...
黄「痛っ」
そう言葉をあげた。
やっぱり...涼太は左足首に痛みを抱えている。
貴「何が大丈夫っスよだ...
やっぱりオーバーワークで足痛めてるじゃん...」
黄「...Aっち気付いてたんスか...？」
貴「私じゃない...笠松先輩が気にしてた。
オーバーワークで足に負担が掛かってるんじゃないかって」
黄「笠松先輩が...？」
貴「そう。赤司の時もだけど...
やっぱり主将だよね。ちゃんと一人一人を見てる。
私マネージャーなのにいつも気付けないや」
黄「マネージャーはやる事いっぱいあるっスから。
ましてやAっち一人しかいないんスもん。
オレらみんなAっちに助けられてるんスよ」
貴「ありがと涼太。で...足...どうなの？」
黄「大丈夫っスよ！ホントちょっと痛むだ...
痛っ」
貴「だから全然大丈夫じゃないじゃん...」
私は涼太の左足首を少し強めに押した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
7nana23(プロフ) - ＊Aquarium＊さん» コメントありがとうございます^_^更新頑張りますので応援よろしくお願いいたします(＞＜) (2018年8月23日 16時) (
レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
＊Aquarium＊(プロフ) - すごくドキドキします...。最新頑張ってください!応援してます! (2018年8月12日 22時) (レス) id: 3aae11c582 (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます( ´∀｀)いつも読んでくださり嬉しいです(＞＜)これからのstory盛り上がれるように頑張りますっ！！！ (2018年8月11日 23時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - こんにちわ（＾_＾）今回も面白そうですね^ ^どういう展開なのか、、ドキドキ！更新たのしみにしています！ (2018年8月11日 16時) (レス) id: 2786a9ce5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：7nana23 | 作成日時：2018年8月9日 14時
