私は愛を知らない【黄瀬涼太・青峰大輝】

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私は今年の春、帝光中学を卒業して海常高校に入学した。


名前は桜下A

海常バスケ部のマネージャーをやっている。






帝光中学の時もバスケ部のマネージャーをやっていた。

高校ではマネージャーをするつもりはなく
バイトでもしてお金を貯めようと思っていた。






だけど...予定が狂ってしまった。


黄「Aっち！！何でバスケ部来ないんスか！？」

貴「涼太...私高校でマネージャーするつもりない」



このイケメンは黄瀬涼太。
同じ帝光中学卒業生でバスケ部だった。

涼太とはバスケ部の部員とマネージャー
それ以上でもそれ以下でもない関係だ。



黄「は？何でっスか？！イヤ無理っスね！！！
強制的にAっちはオレのマネージャーっスよ！」

貴「涼太何様なの...涼太にそんな権限あったっけ？」

黄「権限あるっスもーん！！
てかAっちがいないバスケ部とか想像出来ない！
それに笠松センパイに言っちゃったんスよ〜っ！！
スゲー優秀なマネージャー入るって！！！
帰り毎日アイス買ってあげるっスから！！！
お願いお願いお願い！！」

貴「毎日アイスとかいらないし！大輝じゃないんだから。
...って...その子犬みたいな目するのやめてよ...
...分かった分かった。やればいいんでしょ」

黄「さすがAっち！！大好きっス！！」

貴「うざっ」

黄「ひどいっス(泣)」


って流れで...
しぶしぶ高校でもバスケ部のマネージャーをする事になった。








涼太は中学の時から学校一のイケメンで有名だった。

だから高校でももちろん有名ですごくモテる。



いろんな女の子との噂もひっきりなしだ。

ただ特定の女は作らないってのも有名らしく
涼太の場合はたくさんの遊び相手がいるって事だろう。

それでも涼太のファンの子たちは涼太に相手にしてもらえるならと
うじゃうじゃ涼太の周りに集まってくる。


部活中もキャーキャーうるさい。

中学の時は、主将であり生徒会長でもある赤司が

" 部活の邪魔だ。今すぐ出て行ってくれ。
僕の命令は絶対だ。僕に逆らうやつは許さない "


そう言い放った事により...
体育館にファンの子が集まって来る事はなくなった。



貴「涼太。あれ...何とかして。
うるさくて先輩たちに迷惑だから」

黄「あれあれ？？もしかしてAっち嫉妬してるんスか？？」

貴「は？...なわけないじゃん。
涼太に嫉妬とか死んでもないから」

黄「マジで泣きそうなんスけど(泣)」

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