部活と先輩と#4 ページ4
ーーーーー5月
「委員長!!委員長!!ーノート貸してくださいッス!!!!!!」
「何故ですか??」
ノートを貸すというのはごく普通のことだが、他クラスの生徒に貸すのはまず無いです。
選択科目の関係や、担当の教師が違いますから。
「同じクラスの人に借りようとしたら、女の子たちが大量のノートを…」
あっ…(察し)
うーん、私もそこまで鬼じゃないし、貸すか…
「何の教科ですか??」
「数学1ッス!!!!!!」
「はい、どうぞ」
「ありがとうッス!!!!!!…あの…出来れば勉強も「やです」何で?!」
そこまでする義理は無いです。
先生とかに頼まれて内心を上げていただけるなら
喜んでしますが。
「とりあえず、ノートは早めに返して下さい」
「それは、わかったッスけど…」
それに、勉強は
「バスケ部の先輩に教えていただけば良い話です」
そうすると、急に黄瀬くんが震え始めました。
「先輩怖いから聞けないッス(震え声)」
「…笠松さん?」
笠松さんは風紀委員で、美化委員のお手伝いもよくしてくださる心優しい先輩です。
いつも無駄話をせずしっかり仕事をこなし、
効率的に行動してらっしゃいます。
すごく尊敬してる先輩のお一人です。
「何か…笠松先輩の説明だけ凄く丁寧ッスね…」
「だって尊敬していますもの」
「あと笠松先輩は必要以上に話さないというより、話せないんスよ。」
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お月見@××××××
先輩は敬え。
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作者名:よみ | 作成日時:2015年2月16日 19時