体験談 ページ47
会長さんは副会長さんに手短な説教を食らったあと、
真緒先輩にバトンタッチした。
真緒「えっと。
つい先日、凛月を起こしに行ったときの話なんですけど。
その日は凛月の好きな炭酸ジュースを買っていって、
それで釣ってみるっていう作戦を試したんですよ。
だけど、全然効果なくて自分で飲もうとしたんですよね。」
え、凛月先輩、炭酸ジュース好きなの！？
私飲めないんだけど…。
真緒「そしたら来る途中にシェイクされたのか、
プルタブをひねった途端に泡が吹き出して
騒いでたら凛月は起きたんですけど結局、
零れたジュースを片付けたりしてふたりとも遅刻したっていう…。」
あ〜。
真緒先輩はやっぱり苦労してるんだなぁ…。
手伝えることがあったら手伝ってあげないと。
真緒「何か笑える話っていうより可哀想な話になっちゃいましたね。
笑ってもらえたら、ちょっとだけ俺の苦労が報われます。」
英智「凛月くんと衣更くんは仲良しなんだね。」
凛月先輩って、一日の会話の半分くらいは真緒先輩のこと話してるからね。
私は…。
なにか面白い話あったかなぁ…。
あ、
面白いのかはわからないけど…
英智「じゃあ次は、Aちゃん。
お願いね？」
A「え〜っと…
中学生の頃の話なんですけど。」
真緒「ちょっと前だな。」
A「はい。
睡魔に耐えながら、学校へ登校してたんです。
その前の夜は雨だったので、地面も湿っていて。
コンビニの前を通りかかったときでした。
足元で、グシャって音がして…。」
「「え…。」」
真緒先輩と桃李くんは同時に声を上げた。
分かっちゃったかな？
A「恐る恐る足元を見ると、
お餅のようにぺしゃんこのものと、
渦を巻いていたはずのものの破片が残っていて…。」
桃李「…そ、それって…まさか…。」
A「はい。
『カタツムリ』でした…。」
英智「ぷっ…。」
英智さんは吹き出した。
A「その後、学校について、
先生に『カタツムリを…殺めました。』って言ったんです。
そしたら、『…カタツムリの分まで生きろ。』
と言われました。」
「「「ふふっ…。」」」
他の三人もくすくす笑いだした。
無反応かと思ってたんだけど、
まぁ良かった。
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照山紅葉(プロフ) - 猫さん» こんにちは！お返事遅くなってしまってごめんなさい！ありがとうございます！気に入ってくださって良かったです！これからも頑張りますので、最後まで楽しんでください！ (2022年5月23日 18時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とっても面白い作品ですね☺️思わず見いってしまいました‼︎お身体に気をつけて更新頑張ってください☺️ (2022年5月23日 17時) (レス) @page12 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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