行方 ページ40
A「忍くんが！？」
千秋「ああ！！一緒に探してくれ！」
…全く意味が分からん。
奏汰「おや、A〜！いいところにきてくれました〜！」
奏汰先輩がこちらに向かってくる。
先輩も忍くんを探して？
奏汰「ちあき。
しのぶは、みつかりましたか？」
千秋「いや、不甲斐ないことに見失った。
相変わらず行動が読めんな『三毛縞さん』は。」
みけじま？
A「…誰ですかそれ？」
千秋「そうか、お前はまだ知らなかったな。
…だが、話せば長くなるので、同級生とでも言っておこう！」
…はぁ…。
千秋「しかし、なんの目的で仙石を攫ったのか、
いまいち理解できん。
永らく不在で急に帰ってきたと思ったら、
乱痴気騒ぎを繰り広げている。」
私はあなたの言ってることが理解できん……。
千秋「意図がわからない。
多分例によって『腕試し』をしているんだと思うが…。」
A「腕試し？」
千秋「あぁ。三毛縞さんは、ソロ中心で活動しているんだ。
その上、あんまり誰もついていけないので孤高に振る舞っているが…。
あれで以外と、他人のことが大好きで関わりたがるからな。
出会った人間や、久しぶりに巡り合った知己には取り敢えず勝負を仕掛けてくる。」
要はあなた方みたいな変わり者ということだね？
千秋「変な妖怪みたいだよな。
だからこれも三毛縞さんなりの『腕試し』なんだろう。
攫われた身内を俺がちゃんと救出できるのか、試しているんだ。」
性格悪いなぁ…。
千秋「ヒーローとしての力量を測っている…
『流星隊』の、正義の味方としての真価が問われている。
こんな調子では、多分不合格だろうけどな。」
A「…考えすぎでは？」
奏汰「ひとさわがせですよね〜、あのひと…。
あんなの、『さん』づけでよばなくてもいいですよ。
そんけいできるところのない『ごろつき』ですし。」
こっちはこっちでなんの恨みがあるの！？
千秋「いや、俺は割と敬意を払っているぞ。
先代の『流星隊』副隊長だしな。」
A「…はぁぁぁぁぁぁあ！！？？」
千秋「うわっ！！どうした！？」
奏汰「びっくりしました〜！」
人さらいが、元流星隊の副隊長！？
A「正義の味方がこんな悪事を働いていいんですか！？」
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照山紅葉(プロフ) - 猫さん» こんにちは！お返事遅くなってしまってごめんなさい！ありがとうございます！気に入ってくださって良かったです！これからも頑張りますので、最後まで楽しんでください！ (2022年5月23日 18時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とっても面白い作品ですね☺️思わず見いってしまいました‼︎お身体に気をつけて更新頑張ってください☺️ (2022年5月23日 17時) (レス) @page12 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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