足手まとい ページ33
「私なら、絶対に瀬名泉の奇行を止めた。
Knightsは絶対に、Trickstarに勝っていた。
なのにあなたは何をしてるの？
ただ見守るだけでいいと思ってるの？
馬鹿じゃないの？」
…馬鹿…だよな…。
何も気づいてあげられなかった。
あの人たちがやっていることさえ知らなかった。
気がついたら、涙が溢れていた。
「おまけに、その手は何？
絆創膏だらけじゃないの。
不器用がどれだけ頑張ったって、
時間の無駄なのよ。
何もできないくせに。
…プロデューサー失格なんじゃない？」
皆そうやって、心のなかで思っているのかな？
私は、足手まといにしかなっていないのかな？
「先生に聞いたらね、
あなたが何らかの理由でここからいなくなってくれれば、
また新たに募集が来るみたいなの。
あなた1人がいなくなったって、
アイドル達は誰も止めないわ。
だから、
これ以上あの人たちの足を引っ張るなら、
プロデューサー辞めてくれない？」
凛月「…ふぅ〜ん…
で？どうなのA？」
A「…えっ！？」
私の後ろから、凛月先輩がニョキッと顔を出した。
「…さ、ささ、朔間凛月！？」
凛月「？あんた誰？
ここ居たら駄目なんじゃない？
早く出てったほうがいいよぉ？」
凛月先輩は背後から私の首に両腕を回す。
なんか…。抱きつかれてるみたい…。
凛月「…まぁ、ただじゃ帰さないけどねぇ？」
「…へ？」
凛月「俺達の『お姫様』を泣かせたこと、
なかったことにはできないよぉ？
俺がちゃ〜んと見てたもん。」
…お姫様？
凛月「ステージに立てば、
Knightsのお姫様はファンだけど、
それ以外でのお姫様はAだから♪
勘違いしないでねぇ♪」
凛月先輩は腕にちからをいれた。
凛月「…誰がプロデューサー失格だって？」
声が低くなった。
凛月「聞き捨てならないんだけど。
大体さぁ、
その『プロデューサー』の試験を通過できなかったあんたに、
そんなことを決める権利あるの？
何様のつもり？」
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照山紅葉(プロフ) - 猫さん» こんにちは！お返事遅くなってしまってごめんなさい！ありがとうございます！気に入ってくださって良かったです！これからも頑張りますので、最後まで楽しんでください！ (2022年5月23日 18時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とっても面白い作品ですね☺️思わず見いってしまいました‼︎お身体に気をつけて更新頑張ってください☺️ (2022年5月23日 17時) (レス) @page12 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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