初日 ページ2
翌朝、アイドル科の門をくぐると、
生徒会の赤髪の人がいた。
私に気がつくと、こちらに手を振って駆け寄ってきてくれた。
真緒「おはよ！」
A「おはようございます。」
さすがアイドル…笑顔も素敵…。
私自身、アイドルをあまり知らないから、
こんなこと思うのは初めてだ。
真緒「教室が分かんないだろうから、俺が案内しようと思ってさ。」
初日から、まさかこんなにいい人と出会えるなんて…。
A「ありがとうございます。助かります。」
真緒「俺は衣更真緒。
２年B組だから、何かようがあったらいつでも来いよ？」
A「…お気遣いありがとうございます。
何から何まで…。」
真緒「そんな堅苦しくしなくてもいいんだよ。
気軽に話してくれ。
転校生…だと、２年の転校生と呼び方が被るな…。
Aって呼んでいいか？」
そういえば、審査中に自己紹介は済ませているんだった。
A「はい。真緒先輩…でいいですか？」
真緒「おう！よろしくな！」
A「こちらこそ！宜しくお願いします！」
こうして一つ上の男子の先輩と仲良くなることは滅多に無かった。
新鮮だなぁ…。
真緒「お前のクラスは１年Ａ組な？」
扉の上に1―Ａと書かれた教室の前に立った。
真緒「お〜い。高峯〜。」
教室から、背の高い男の子が出てきた。
…アイドル科って、こんなに顔がいい子ばっかりなの！？
そりゃあアイドルの卵だから不思議ではないけど…
私こんなところでやっていけるかな…。
翠「衣更先輩？
おはようございます。朝から珍しいですね。」
真緒「おはよ。お前も朝から挨拶なんて珍しいな。」
翠「そりゃあ先輩ですから…挨拶くらいしますよ…。
強いて言うなら…、
昨日鉄虎君にゆるきゃらのぬいぐるみを貰ったんです。
UFOキャッチャーで取れたからって。
めちゃめちゃ可愛くて癒やされた…♪」
真緒「道理で機嫌がいいわけだ。
お前、鬱のときは挨拶してくれないからな。」
翠「え、そうなんですか？
自覚なかった…。
あれ？
先輩のうしろの子って…
女の子…ですよね？」
私に気がついたみたい。
でも今私の中でのこの子のイメージがごちゃごちゃになってる。
いつもは機嫌悪いのかな？
ゆるきゃらが好きなんて…意外。
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照山紅葉(プロフ) - 猫さん» こんにちは！お返事遅くなってしまってごめんなさい！ありがとうございます！気に入ってくださって良かったです！これからも頑張りますので、最後まで楽しんでください！ (2022年5月23日 18時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とっても面白い作品ですね☺️思わず見いってしまいました‼︎お身体に気をつけて更新頑張ってください☺️ (2022年5月23日 17時) (レス) @page12 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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