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「…みたいな感じ。」
そこまで話し終えると、
男二人はめちゃくちゃニヤニヤしていた。
「ま〜くんやるじゃん〜♪」
「めちゃくちゃドラマチック！！
映画にできちゃうって！」
「いや、え？
お前ら俺の言いたいこと伝わってない？？」
「言いたいこと？」
伝わってねーじゃん！
自分で言うの、意外とグサグサ来るんだけど…。
「アイツ、
恋愛感情で俺のこと好きじゃないかも。」
「あんなに俺の前でいちゃついといてそれはないでしょ。」
凛月が冷静にそんなことを言うから、
だんだん顔が熱くなってくる。
「それは…俺の一方的なやつって言うか…。」
「ま〜くんはもう少し、
自分に自身を持とうねぇ〜。
何なら今から、Aに聞いてみる？」
凛月がAに通話をかけようとスマホを弄り始めたから
必死に止める。
「やめろやめろ！？」
「なんで、べつにいいじゃん♪」
「…心の準備できてないの。」
本人のいない前だと、
流石に本音を語りそうなんだよな。
しかも凛月相手だから、
嘘はつけない。
「真緒くん。」
スバルの隣りにいたあんずが、
久しぶりに口を開いた。
「…Aさん、と会いたい…です…。」
「…え？」
全く想像していなかった台詞だった。
「…ダメ、ですか？」
「…いや、あんずのことだし、
アイツに会って悪いことするとは思わないけど。
まずはアイツに聞かなきゃ、わからないよな。」
ちょっと連絡してみるな、
なんて言って、彼女にメッセージを送ってみた。
「あんずってば行動が早いっ！
流石俺達のプロデューサー！！」
「どんな人なのか、気になっただけだよ。」
「あんずは会ったことなかったか〜。
Aはねぇ、色白で可愛い子だよ…♪」
「…凛月って本当にAのこと好きじゃないよな？
恋愛対象外だよな？？」
時々こいつの発言は
俺の嫉妬心を生み出す。
Aを可愛いって言って良いのは
俺の特権だったはずなんだが？
「さぁねぇ…♪」
「は！？」
「…ふふふ…♪」
否定してほしかったんだけど！？
再びそんなことを言い返そうとすれば、
例の彼女から返信が来た。
続く (更新停止中)
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