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「後釜は考えてるのか？」
宇髄のドストレートな言葉に、他の柱達はうっと顔をしかめた。
恐る恐る桜柱に目線を移すが、意外にも彼女は真剣な顔つきで宇髄を見ていた。
『一応は…ね。もし、柱に推すとしたら全てにおいて荒っぽいくせに、心は繊細だという男を今のところ考えてるよ』
「はぁ？大丈夫なのか、その男。イカれてるんじゃねぇか？」
『…きっと、あんただけには言われたくないと思うよ？』
ジト目で返す桜柱の言葉に、他の柱達は躊躇いもなく何度も頷いた。
「何言ってんだ。俺は派手派手な祭りの神なだけだ」
『そういう所だよ』
再び躊躇いもなく頷く柱達に、宇髄はケッと鼻をならす。
次の刹那、各柱の鴉たちがやってきてそれぞれ任務だと叫びだす。
任務へ向かおうと、桜柱に一礼した後に各々、溜息をつきながら屋敷を後にしたのだった。
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
桜柱は、任務とは別に桜屋敷へ戻れとのお達しだったため、隠に背負われながら自身の屋敷へと足を運んだ。
門が見え始めた時、そこには亀甲に似た柄と赤い無地の半々羽織を身に纏った男が立っていた。
鬼殺隊の隊服を着ていることから、隊員だということは分かった。
Aが近づくと、彼は彼女に気付き頭を下げた。
『…もしかして、盛隆の継子の冨岡義勇？』
男はそうだと頷いた。
「……お館様に行くようにと」
『話が早いな』
今日の今日で話していた彼がやってくるとは誰が予想するだろうか。
目を白黒させていると、桜柱の鴉が彼女の肩に乗ったまま口を開いた。
「カァ！ナンナンセイ！ナンナンセイ！カゲンノオニノジョウホウダ！イマスグムカエ！カァア！」
冨岡を柱としてやっていけるのか見極めるのには丁度いい。
そう思ったAは、冨岡についてくるようにと指示を出す。
走り出そうと、足に力を入れた時彼が口を開いた。
「俺は、柱にふさわしくない」
思いもしない言葉に、桜柱はポカンと口を開いた。
鬼殺隊員ならば誰もが憧れる、最高位の柱になる事を全否定する冨岡にAは驚きを隠せない。
第一、推薦をしたのは涙柱である。
それを真っ向から否定するなど、彼の面に泥を塗るつもりか？と彼女は軽く混乱する。
『…その言葉は軽々しく言うものじゃない。君を推薦したのは誰でもない、君の師範 涙柱だ。頭の私を前にして、その言葉は涙柱の顔に泥を塗ったも同義だよ。それに、君の実力は柱となっても申し分ないと私は思うけどね』
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ゆり - え！待って、私も桜柱なんだけど❗しかも、桜の呼吸一緒です (2021年11月11日 20時) (
レス) @page1 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
＊舞夜＊(プロフ) - 面白かったです！ �，任�願いします！！ (2021年10月4日 18時) (レス) @page49 id: a571a62cd6 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - 安仙任さん» こちらこそ、引き続き読んでいただきありがとうございます！ (2021年1月7日 15時) (レス) id: 2c921dc331 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - 続きを書いてくれてありがとうございます。これからも応援しています！私は�，�いいです！ (2021年1月7日 13時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
蕨 - �，任茲蹐靴�お願いします (2021年1月7日 11時) (レス) id: e40d74d461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧月 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/510814/
作成日時：2020年4月7日 16時
