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今日も慌ただしく1日が始まる
パンサーズの職員になって1年、少しは慣れてきたと思っているけど
A「なんで朝からこんなに忙しいんだよ…」
大量に仕事を頼んできた上司に恨み言を言いながらこなしていく
なんでちょこちょこマネージャー業が入っているのかがわからない、私の本業カメラマンだよね？あと広報業
A「今度絶対に抗議してやろ」
なんやかんや雑用もこなしていると選手たちがわらわらとやってくる
久原「A！！おはようさん！！」
A「おはよーございます、翼さんは朝から元気ですねー」
久原「なんやねん、元気ないな」
朝から元気よく挨拶をしてくるのは久原翼さん、大学の1つ上の先輩で在学中からお世話になっている
翼さんと喋っていると、後ろから衝撃と共に重さが襲ってくる
山内「やけに不機嫌じゃーん」
A「いやアキさん、重いんですけど…」
頭に顎を置いて後ろから体重をかけてくるのは山内晶大さん、この人も仲のいい先輩の1人で新人の頃からお世話になっている
2人の先輩とダラダラと話していると
清・福「「はよーす」」
A「お2人ともおはようございます」
山内「清水さん、福澤さん聞いてくださいよー、Aの機嫌が悪いんすよ」
久原「テンション低いんすわ」
清水「なんやねんA、また佐々木さんから仕事頼まれたん？」
A「そうなんですよ、しかも結構な量を」
福澤「でも、優秀やからいろいろ頼んでまうってこの間言っとったで？」
A「煽ててもなにもないですよ？褒めてくれるなら休みが欲しいです」
選手たちと話していると思いのほか時間が経っていたようで
A「あ！やばい！カメラとかの調整しなくちゃだったんだ」
山内「えーもう行っちゃうの？？」
久原「アップ手伝ってくれへんの？？」
A「また今度ですねー」
ぶーぶー言ってくる2人をそのままにして後にする
A「よーし！こんなもんかな！」
カメラの調整の他にも広報の書類を纏めていたらもうすぐで試合が始まる時間になっていて、慌ててコートに向かう
A「やばい！やばい！遅刻する！ えーっと今日の試合の相手は……げっ！ウルフドックスか…！」
1人ため息をつきながら歩いていると
小川「Aどこ行ってんだろ、探してるのに全然いねーし」
高梨「もうすぐ試合始まるのにな」
永露「Aさんすぐいなくなるからなー」
嫌な予感がして思わず3人の視界に入らない柱の裏に隠れる
大竹「あれ？？A、そんな所で何してんの？もう試合始まるけど」
A「壱青くん！しーーっ！！悪魔たちに気づかれる！！」
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作者名：な | 作成日時：2023年12月10日 21時
