Ep.60_楽譜�� ページ12
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Aヒョンは息を整えた後、ソクフン先生にお礼を言った。
ｿｸﾌﾝ先生「自分ではどう思った？ 何か改善点はあったか？」
先生がヒョンの顔を見て問いかける。
(今まではずっとこんな質問してこなかったのに……)
びっくりして思わず声が漏れそうになった。
Aヒョンの表情は後ろからだからよく見えないけれど、先生にそう言われた瞬間に肩が少し跳ね上がっていた。ヒョンも予想外だったんだろう。
A「はい。えーっと、高低が激しいところの声量が小さくて弱く感じてしまうのと、サビのラストのところで１音……いや半音高かったです。
多分、高い音を出そうとして、多く息を吐いてしまったんだと思います」
ヒョンは少し上を向いて考える素振りをしてからそう答えた。
それを聞いて先生は数回頷いた。
ｿｸﾌﾝ先生「よく分かってるな。
じゃあそこを意識してもう一度サビだけ」
A「はい。よろしくお願いします」
先生が合図をするのに合わせて、ヒョンがまた少し上を見ながら口を開いた。
A「〜♪」
Aヒョンがサビを歌い切ると、最初に歌い終わったときとは打って変わって練習室は静まり返っていた。
僕自身、ヒョンのあまりの上手さに息が詰まったような感じがして何も言えなくなった。きっとみんなも同じだ。
ｿｸﾌﾝ先生「1回で直せるなんて感心したよ。
むしろ1回で出来るなら最初からやってくれれば良かったのに」
こんなにも歌える練習生がいることが嬉しいのだろう。先生はににこにこと笑いながら冗談っぽくそう言った。
A「あ、あはは……。先生の前だと緊張してしまって」
ヒョンは恥ずかしそうに首をかいた。
ｿｸﾌﾝ先生「Aはもう、歌に関して何か言う事は無いな。あとはダンス次第だ」
A「……はい、そうですね」
頑張ります、先生の言葉にヒョンがそう返事した。表情は相変わらずよく見えなかった。
(……あれ？)
ヒョンを見て、先生が一瞬だけ眉間に皺を寄らせていたように見えた＿＿気がした。
でもあんなに歌の上手いヒョンに先生が不機嫌になる理由なんてあるはず無い。
僕は小さく首を振って、見間違いだと自分を納得させた。
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カナル式(プロフ) - もっすさん» コメントありがとうございます。私もプエクとあんスタ好きな方に読んで頂いてとても嬉しいです！元からジヌくんは絡む予定があるので大丈夫ですよ〜！ちょっと先になってしまうかもですが楽しみにしていただけたら嬉しいです(^^*) (2020年1月28日 1時) (
レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
もっす(プロフ) - プデュとあんスタ好きな私得な小説をありがとうございます...！！ぜひ良かったら私の1pickのジヌくんと夢主君の絡みを見たいです！！すぐではなくていいのでいつかお願い致します...！ (2020年1月27日 23時) (レス) id: 13cf908321 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - rinrinさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！展開は遅いですが楽しみにして頂けると嬉しいです(*'▽'*) (2020年1月21日 22時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
rinrin - 最近読んだ小説の中で一番面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2020年1月21日 0時) (レス) id: e3d225ddc4 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - たなかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいです！展開は遅いですがこれからもよろしくお願いします(*^^*) (2020年1月9日 16時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2019年12月15日 22時
