Ep.39_バス�� ページ40
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「とりあえず座って座って！」
隣の座席を軽く叩く。
すると、ウンサンくんは本当に嬉しそうに、ありがとうございます！ と言って横に座った。
ｳﾝｻﾝ「あっ、自己紹介まだでしたよね？
BRANDNEW MUSICのイ・ウンサンです！ 02lineで18歳です！」
(02lineって日本だと16、7歳……。若いなあ)
この番組だと結構下の方かな、と考える。
「私はNEW DIMENSIONのソウマA。97lineの23歳だよ」
ｳﾝｻﾝ「えっ、」
私が年齢を伝えると、ウンサンくんは声を上げた。
そして私の顔をまじまじと見つめて、僕より5歳も年上……？ と目をぱちくりとさせていた。
その反応に思わず笑いながら、びっくりした？と聞くと、ウンサンくんは何度も頷いた。
ｳﾝｻﾝ「すみません……てっきり同い年くらいか、年下かと……」
「あはは、大丈夫だよ。慣れてるから」
しゅんとするウンサンくんに、優しく笑いかける。
(まあ、確かに……ちょっと凹むけど)
スンウヒョンやビョンチャンに言われるならまだしも、5歳も年下の子にそう思われたのはなんとも言えない気持ちだった。
「年上って思ってなかったのに敬語だったんだね？」
ｳﾝｻﾝ「はい！ 最初にも言ったんですけど、僕、Aさんに憧れたっていうか、尊敬したっていうか……！
そしたら自然に敬語になってました…！」
きらきらとした目で、必死に伝えようとする健気さに思わずきゅんとしてしまう。
「ありがとう。あまり褒められ慣れてないから嬉しいよ」
私の返しに不思議そうに首を傾げたが、ウンサンくんはすぐに何かを思い出したように目を見開いた。
ｳﾝｻﾝ「あの！ Aヒョンって呼んでもいいですか？」
「うん。もちろん。じゃあ私も……ウンサンアって呼んでもいい？」
ｳﾝｻﾝ「ぜひ！ むしろ呼んでください！ ありがとうございます〜！」
よろしくね、ウンサンア。そう言ってウンサンの頭を撫でる。
(ああ、眩しい……可愛い……。なんて純粋な子なんだろう……)
嬉しそうに目を細めながら、Aヒョン〜！と呼びかけてくれるウンサンに胸の高鳴りが止まらない。
(ビョンチャニ、スンウヒョン……。
可愛い子が好きってわけじゃないって言ったけれど、前言撤回だよ……)
この子の笑顔は世界を救う、そんなことを本気で思ってしまった。
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カナル式(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけると凄く嬉しいです！ペースはゆっくりですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります(*^^*) (2019年12月10日 1時) (
レス) id: 50aa38efb1 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - あんスタのことは詳しくないんですけど、プエクが好きで読み始めました。ひとつひとつ細かく書いてあるのと文章力がすごくて引き込まれます。これからも楽しみにしているので頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (レス) id: da002fa0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2019年11月15日 22時
