Ep.33_事務所別評価�� ページ34
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ﾄﾞﾝｳｸ代表「えーと……出身は日本、事務所も日本なんだよね？ それに、ENSEMBLE SQUAREは日本ではトップの事務所だと聞いてるけど。
どうして今回、参加を決めたの？」
みんなが知りたかったであろう質問を代表が投げかける。
俺もずっと気になっていたから、Aの答えが聞きたくて、思わずAをじっと見つめた。
A「はい。私のグループは2年くらい前から活動を休止しているんですが……。他のメンバーはそれぞれ自分の目標に向かって頑張っているけど、私には何も無くて。
そんな時に、事務所の社長に出演の依頼を頂きました。
この番組に出演することで、事務所やグループのメンバーに恩返し出来るし、私自身のスキルアップに繋がると思ったんです。
あと、個人的にこの番組はもちろん、KーPOPも大好きだったので」
Aは微笑みながら答える。
ﾄﾞﾝｳｸ代表「なるほど。ありがとう。
……もしもデビューが決まったら。5年間は韓国で活動することになるけれど、その覚悟はある？
日本のグループと韓国での活動、天秤にかけたらどっちを優先する？」
代表の不意をついた質問に会場がざわつく。
(残酷な質問だな)
そんなの、日本人なんだから日本のグループに決まっているだろう。
そう思いながら、質問されたAを不憫に思う。
A「もちろん、韓国の活動を優先します。私は韓国でアイドルになるために韓国に来ましたから。
私のグループも……メンバーが自分の夢を優先しているから、いま活動休止になっているんです。
でも、それはグループが大事じゃないって意味ではないと思うんです。ただ、目の前のやるべきこと、やりたいことをやっていたらそうなったというだけで。
何かを優先することは、何かを完全に捨てるってことではないと思います。
そうですよね？」
代表の質問に焦ることなく、堂々と言い放つAの姿にみんなが拍手をする。
代表もトレーナー陣も、Aの凛とした受け答えに圧倒されているようだった。
(この子は、頭がいいんだろうな……)
Aの答えは、デビュー組としてこの番組に参加を決めた自分にとっても共感するものだった。
パフォーマンスを見る前から、彼の人柄に惹かれた。
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カナル式(プロフ) - miさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけると凄く嬉しいです！ペースはゆっくりですが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります(*^^*) (2019年12月10日 1時) (
レス) id: 50aa38efb1 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - あんスタのことは詳しくないんですけど、プエクが好きで読み始めました。ひとつひとつ細かく書いてあるのと文章力がすごくて引き込まれます。これからも楽しみにしているので頑張ってください！ (2019年12月9日 23時) (レス) id: da002fa0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2019年11月15日 22時
