寝る時間 ページ7
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ロー「もうそろそろ寝るだろ、案内するから来い。」
ハル「はい、」
ソファーから立ち上がって部屋に向かう
…
やっぱり案内されたのはひとつしか無かった部屋だった
物は少ないが、ローさんのものだろう荷物が整然と置いてある
ロー「特に面白いものは無いが、一晩だけだ、我慢してくれ。」
服を着ながらローさんはそう言ったが、
兄さんの頼みってだけでここまでしてもらえてありがたすぎる
ハル「いや!我慢なんて、そんな…貸してもらえるだけありがたいです!
でも…その、ローさんはどこで寝られるんですか?」
…もしソファーだったら申し訳ない
ロー「…なんだ、一緒に寝たいのか?」
ハル「…っ、ちがいます!」
私の心配を他所に、冗談を口にするローさん
なんだ、違うのか。と、本気で言ってるんだか言ってないんだか微妙に分かりづらい演技をしている
寝たくないとかではないけど、寝たいとかでもなく、ただそういうのはやっぱりきちんとした人とすべきだというのは、きちんと、わかっている
まず、そんなに真剣にこの人が言ってるわけでもないのも知っている
…というかこんなことを考えたいわけでもない
ロー「まぁ…ソファーだろうな。
…気にしなくていい、よく寝てるところだ。」
ハル「気にします!私がそっちで寝ます!」
引く気のない私に、ため息をついて呆れるローさんは部屋を出ていこうとしていた足を止めて、こちらを向く
ロー「…だから、てめぇは状況をわかってねぇって何度言ったらわかるんだ。」
ハル「なんでそんな……っ!?」
自分の体はいつの間にか倒れ、ベットに寝転がっている
そしてその上にはローさん
既視感のすごい光景で、手品への驚きはない
ロー「…ほらな。」
ローさんはもうこれでわかっただろと言わんばかりの目をしていた
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みかんちゃん(プロフ) - 楽しみにしてます(´˘`*) (2019年10月24日 8時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和陽 | 作成日時:2019年9月27日 12時