寝る時間 ページ8
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今日の昼前にも見た、この体勢で見た意地の悪い笑顔ではなく、もう完全に見切っているような表情
ハル「…能力使うと疲れますよ。」
ロー「それは今はどうでもいい、お前に事の重大さを伝える方が大事だ。」
そんなに馬鹿にしなくてもいいと思う
ローさんは本気で嫌がることはしないという安心感があるから、この体勢になっても焦らない
…触れている箇所は少し熱いが。
ハル「もうわかりました、ので、降りてください。」
早めに反抗の意を示す
ロー「…いーや、わかってない。」
ローさんの両手が私の手首を再び抑える
ベットは軋み、逃げ道はなくなる
二度目にして慣れてしまっているのは悲しいが、足がつりそうなんてことはない
ロー「お前は、俺をいい人、のように見ているみたいだがな、
嫌だ。だけだと、俺は止めねぇぞ。
……本気で嫌なら逃げるだろうからな。」
部屋が薄暗いのもあるが、下を向いているせいでローさんの顔には影が落ちている
抑える手の強さは強いけれど痛くはない
ハル「…ぃや、じゃないです…」
初めて触れられて錯覚しているだけかもしれないと思っていたけど、二度目になっても触れられたいと思っている今を考えると、嫌だなんて答えられない
目の前のローさんは少し目を見開いて驚いている様子だ
ロー「…まさか、お前に求められるなんてな。」
その声は子供がおもちゃを手に入れて楽しそうにしているように聞こえるが
目が合って妖しげな笑みを見て胸が音を立てる
早くあの甘い匂いに触れたい
光るピアスが揺らして、距離が近くなる
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みかんちゃん(プロフ) - 楽しみにしてます(´˘`*) (2019年10月24日 8時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和陽 | 作成日時:2019年9月27日 12時