ねぇ、勝利くん！

Sっ気×勝利くん ページ35

『なにぼーっとしてんの？』


「…へ？」



今日は2人でこたつに入り、2人ジェンガ。


慎重派の彼を、うとうとしながら待っている

ところだった。




『まぬけな顔。』


「う、うるさい！//」



戦いに意識を戻し、なんとか1つ引き抜いた。




その後ジェンガをぼーっと眺めていたら、

見つめていたところが抜け、彼と目が合った。


突然のことで思わず、赤くなる私。



『……早く引いたら？』



…え、彼氏さんなら、

普通顔赤らめるとか、照れるとか

そんなのないの？！



なんて心の中でツッコミつつ、引き抜くと



ガラっ、ガラガラガラ…


崩れ落ちたジェンガ。



『はい、お前の負け、』

満面気な勝利さん。←




『罰ゲームはー……んー、そうだな、』



こたつの後ろのソファに寄りかかりながら、

私を手招きする。


そんな彼の行動にはてなマークを浮かべながら

彼のほうに近づくと、




グッと腕を引っ張られ、

耳元で。




『(人1)とキモチイイことしたくなるように、』



『俺を誘ってみてよ？』



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