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仕草だけでなく口調も女性的だし、おそらくローズたちと同様オカマなのだろう。
体をクネクネさせながら素足でヘクソンのもとへと足を運んだ彼は、まるで近所のおばちゃん達が噂話をするように大きくジェスチャーをしながら声を上げた。
「こいつってば昔私をそそのかして、悪いことさせた奴にそっくりじゃん？」
「なんでオカマなの……」
「千年以上もタマタマ外されてりゃ誰だってオカマになるわ。
分りきったこと聞かないでよおバカ♡
悪いけどあんたのお役に立てないわ。だって私……」
服を開けさせてヘクソンへ見せるように背中を向けば、そこにはまるで商品コードの記載のように数字や文字が書かれている。
しかし黒く書かれたそれは次第に薄くなっていき、最初からなかったかのようにまっさらな素肌に変わっていく。
「賞味期限去年で切れてんだもん。魔人だってナマモノだもの。早く使わなきゃダメよ！」
魔人ってナマモノなのか、生物の読み方を変えただけなのでは。
ヘクソンに向かって尻を突き出し手を振りながら子馬鹿にするジャーク。
ここ数日間の嵐のような出来事の意味は何だったんだ、とオカマ達四人で盛り上がるその光景を冷めた目で見ていた。
「何度も死ぬ思いして……」
「あの苦労はなんだったの……」
「あんだけ必死こいて逃げ回ったってのに……」
「オラのおかげだね！いえーい！！」
『ああそうだよ！皆お前のせいだよ！』
能天気に笑うしんのすけに苛立って怒鳴るとその隙をつたヘクソンがみさえの腕からひまわりを攫っていく。
咄嗟の出来事に反応できずに出遅れた俺は慌てて取り戻そうと手を伸ばすが、いつでも落とせるようにひまわりをぶら下げるそいつを見て駆けだそうとしていた足が止める。
下手に動いて放り投げられでもしたらたまったものではない。
「俺を追うな！この餓鬼の命が惜しいなら、そこでじっとしていろ。
じゃあな」
「止まれ！止まらないと撃つぞ！！」
ひまわりを連れたまま立ち去ろうとするヘクソンを見て、よねが拳銃を構えて跪く。
彼女の警告を気にするそぶりもせず歩みを止めないヘクソンに舌打ちをした。
よねを見てみれば焦点を合わせるために片目を閉じており、無駄な力が体に入っているのに気づいた俺は、よねの隣に膝をついて左肩に手を置く。
「お前警察学校でのこと思い出せ。
ほら、肘を少しだけ曲げて両目開けろ。肩も少し下げて力抜け。
いいな？」
言われた通りの姿勢に正す彼女だが、緊張のせいかやはり身が固い。
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リンゴ - また夢小説があったら、男主で珠黄泉ver.でラベンダーに一目惚れし、ラベンダーを持ち帰りしたい男主読みたい!男攻めで! (10月15日 20時) (
レス) id: f137f18d49 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - 初めまして、全部小説を見ました。最近DVD借りてやっぱりオカマの中では一番ラベンダーが好き!もしその後のお話か、また違う男主のラベンダー寄りが見たいです。男攻めで。 (10月4日 20時) (レス) id: f137f18d49 (このIDを非表示/違反報告)
Lui(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でしたー！ (2021年12月11日 9時) (レス) @page36 id: 5f8faa6051 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - Luiさん» 更新して直ぐに反応頂けて嬉しいです！あまりコメント返信できておらず申し訳ありません！時間がかかると思いますが、これからもよろしくお願いいたします！ (2021年8月30日 14時) (レス) id: afeb813404 (このIDを非表示/違反報告)
Lui(プロフ) - おおお！ついに続編ですか！おめでとうございます！ (2021年8月30日 14時) (レス) id: 5f8faa6051 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥 | 作成日時：2021年8月30日 14時
