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その後Aと別れまた春千夜と2人になる
春千夜「あんな奴敬ってなんになるんだよ」
由希「アンタこそあんなお子ちゃま敬って何になるの?」
春千夜「その喧嘩買ってやるよ」
由希「売った覚えもないけどね」

こんなヤツと恋仲とか死んでもありえないしこっちから願い下げだわ
春千夜「にしてもアイツもオレとお前が付き合ってるとかおもしれぇな」
由希「テメーと付き合うとか天地がひっくり返っても有り得ない」
春千夜「そうか?オレは別にいいけどな」
由希「アンタに告白されても嬉しくないしときめかない」

春千夜「お互い様だろ」
そう言って顔を覗き込まれる
由希「髪短い時の方がまだ好みだった」
春千夜「オレも会ったばっかの時の方が好意もてたわ」
由希「持たなくていい。そして近い。離れろ」

春千夜「照れんなよ」
由希「照れてない。ウザイ」
春千夜「久々にお前の家行っていい?」
由希「連れてった覚えないんだけど」
春千夜「あー、あん時はAが連れてってくれたな。お前らの母親美人だよな」

あのバカ・・・
由希「嫁に貰ってやれば?お父さんのこと嫌いらしいし」
ため息をついて淡々と話す
春千夜「それはそれで子供としてどうなんだよ」
由希「どうでもいい。私には関係ない」

夫婦仲がどうなろうと私には関係ない
Aに害がなければそれでいい
春千夜「ちったァ他人に興味持てよ」
由希「アンタにいちばん言われたくない言葉なんだけどそれ」
春千夜「お前よりかは興味持ってるぜ」

由希「どうだか」
春千夜「・・・・・・お前さ、髪結んだりしねぇの?」
由希「髪?・・・・・・結んだりとかはあんまり・・・
面倒臭いし、お揃いとか言ってAが調子乗るから結んだことない」
てかそれ聞いてなんになるんだ
春千夜「じゃあ買ってやるから髪結べよ。ポニーテールじゃなくたっていいだろ」
由希「急に何?」

ん、と言って春千夜がお店のショーウィンドウの奥にある商品を指差した
そこには、硝子で作られた綺麗な灰緑色の花型の髪ゴムがあった
不覚にも可愛いと思ってしまう自分がいる
由希「・・・知ってるの?私がこの色好きって」
春千夜「知ってるっつーか、お前そういう色の物、結構持ってるじゃねぇか」

由希「・・・・・・春千夜ってなんでモテないの?」
春千夜「あ?・・・要るのかよ要らねぇのかよ」
由希「・・・・・・欲しい」

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作者名:Wolf @ 元フェアリー | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年12月25日 0時

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