"天女天女"って喧しいんだよバカヤロォ!!【忍たま乱太郎 × 銀魂】

腐れ縁＝親友ではない ページ12

「おーい、初ーー！」

「お初さーん!!」

「何処アルかー!?」




ん…この声、万事屋？





「Aー！」



あ、あやめもいる。

そっか、私が急にいなくなったから戻って探してくれてるんだ!!


あやめ、アンタも遂に銀さん以外の人の心配を…





ていうか、みんなの声は聞こえるのに姿が見えないんだけど…あ、これ穴の中にいるから？
じゃあ、今までのは全部夢!!!




「おい、お前の相棒どこいったんだよ」

「たく、Aったら銀さんたちにも迷惑かけて…ごめんなさいね！銀さん♡」



おい。

元はと言えばいきなり手を離したあやめ、アンタが元凶じゃない!!?



「お初さんが消えてからもう1週間もたちますね、大丈夫かな…」



え、1週間？



「銀ちゃん！私あっちの方探してみるネ！」



え、あっちって、何処行くの!!

私ここだよ！早く穴から出ないと!!!



あれ…






ん？何これ…穴から出れない、というかまるで穴と同化してるみたいな…え??



「大丈夫よ、あの子殺したって死なないような子だから。きっと明日には何食わぬ顔して帰ってくるわ」


いや、だから私はここに！


「それより銀さん、一緒にお茶しましょ♡この間美味しいパフェがあるお店を見つけたの!!勿論、奢りよ♡」

「まじ!?奢ってくれんの！」

「ヤッフー！タダ飯ネ!!」

「もうそろそろお昼の時間だし、休憩がてら何かお腹に入れましょう」



ちょっと待って!!

私ここ!!ここにいるから!!





あ〜、声が遠のいていく…





てゆーか…元はと言えばあやめのせいじゃない。







猿飛あやめ…












『戻ったら絶対に、超高級レストラン贅沢コース奢ってもらうからなぁぁぁぁぁぁあ!!!!!』










あ、体動いた。ん？










『あれ…』


まだ見なれていない部屋に、布団の上でねっころがっている私。




『夢か』



まぁ、戻ったらあやめは一発お見舞いしてやる。

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